WTVニュース

テレビ和歌山は、長年にわたり和歌山県内の出来事や生活に関わる情報を県民に届けるため、様々な名称のローカルニュース番組を制作・放送してきました。ここでは、1990年代末以降の主なニュース番組の変遷をたどります。

ニュースライフラインわかやま
1999年10月1日、『ニュースライフラインわかやま』がテレビ和歌山のローカルニュース枠を引き継ぐ形で放送を開始しました。これは、前身番組である『MEDIA90 ニュースライブ』から役割を引き継いだものです。スタート当初、平日夕方の放送は情報番組『ライブ5:55』に内包される形式でしたが、後に独立した単独番組としての編成期間を経て、2007年4月からは再び情報ワイド番組『@あっと!テレわか』に内包される形に戻りました。このように放送形態を変えながらも、2014年3月30日までおよそ14年半にわたり、和歌山のニュースや生活情報を提供し続けました。平日夜のニュース枠では、テレビ和歌山のアナウンサーが日替わりで担当。基本的に事前収録での放送でしたが、緊急時には速報のため生放送に切り替える対応も行われました。週末のニュースキャスターは固定されており、土曜日は中村隆之、山田みゆき、佐藤瑞穂のアナウンサーが週ごとに交代で、日曜日は笠野衣美が担当していました。

WTVニュース
『ニュースライフラインわかやま』の歴史を受け継ぎ、2014年3月31日から新たにスタートしたのが『WTVニュース』です。この番組は、和歌山県内の政治・経済、社会情勢から、地域のイベント、日々の暮らしに役立つ情報、そして正確な天気予報や季節の話題に至るまで、地域に密着した多様なニュースを伝えることを担いました。平日夜のニュースは引き続きテレビ和歌山のアナウンサーが日替わりで担当し、基本的な放送スタイルは録画でしたが、緊急時には生放送で対応する体制を維持しました。週末のキャスターも前番組から引き継がれ、土曜日は中村隆之、山田みゆき、佐藤瑞穂が週替わりで、日曜日は笠野衣美がニュースを伝えました。そして、2025年3月31日には、同日から始まった新しい夕方ニュース番組『WTV NEWS6』との連携を図るため、番組のロゴデザインが『WTV NEWS』と変更され、現在も放送が続けられています。

WTV NEWS6
テレビ和歌山の夕方のニュースの新たな顔として、2025年3月31日に『WTV NEWS6』が放送を開始しました。この番組は、それまで夕方の時間帯に放送されていた情報番組『6wakaイブニング』（2025年3月27日終了）の後継番組として位置づけられます。『6wakaイブニング』では放送がなかった金曜日にも枠を拡大し、これにより平日夕方のローカルニュースの番組名が『WTV NEWS6』に統一されることとなりました。番組では、県内の最新動向に加え、様々な角度から地域を紹介する企画や特集を放送しています。例えば、特定の週の月曜日には地域の話題を深掘りする「ここ押し！」（第2・第4週）や、健康に関する情報を提供する「おしえてドクター」（第3週）が放送されます。水曜日の最終週にはSDGsに関する取り組みを紹介する「WAKAYAMA SDGs」が、火曜日には不定期で地域の海をテーマにした「海と日本PROJECT in 和歌山県」が放送されるなど、多彩なコーナーが展開されています（これらの内容は2025年4月現在のものです）。

2025年4月7日時点での主な出演者は以下の通りです。

メインキャスター
岩﨑悠真（月曜 - 木曜、テレビ和歌山アナウンサー）
マエオカテツヤ（金曜、漫画家）
キャスター
竹本たから（月曜、火曜）
片山優（水曜）
森恵里奈（木曜）
中村隆之（金曜、テレビ和歌山アナウンサー）
* 佐藤瑞穂（金曜、テレビ和歌山アナウンサー）

これらのテレビ和歌山のローカルニュース番組は、それぞれの時代において和歌山県民にとって欠かせない情報源として、地域の重要な出来事から身近な話題までを伝え、地域社会の一員として重要な役割を果たし続けています。

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