Wonder style

wonder style：thee michelle gun elephantのインディーズ時代を彩るミニアルバム

1995年10月21日、日本のロックシーンに新たな旋風を巻き起こす存在として、thee michelle gun elephant（ミッシェルガンエレファント）がインディーズよりミニアルバム『wonder style』をリリースしました。この作品は、後にメジャーシーンで活躍する彼らが、その才能を鮮やかに開花させた重要な作品として知られています。

多様なフォーマットと収録楽曲

『wonder style』は、初回盤、通常盤、そして1997年5月1日には日本コロムビアより再発盤がリリースされるなど、複数のフォーマットで世に出ました。それぞれジャケットや帯、CDの色が異なり、コレクター心をくすぐる違いも存在します。

収録されている5曲は、いずれも彼らの初期の音楽性を象徴する楽曲です。インストゥルメンタル曲である表題曲「wonder style」は、CDではモノラル、アナログ盤ではステレオという違いがあり、音質へのこだわりが伺えます。

「マシュマロ・モンスター」はミュージックビデオも制作され、彼らの世界観を視覚的に表現した作品となっています。また、「why do you want to shake?」は、後の作品でも再収録される人気曲です。

さらに、「balance」と「talkin' about you」という2曲は、彼らの音楽性の幅広さを示す楽曲となっています。「talkin' about you」はチャック・ベリーの楽曲カバーで、彼らのルーツを垣間見ることが出来る貴重な一曲です。

伝説のツアーと後世への影響

『wonder style』のリリースを記念し、8都市10公演に及ぶ「wonder style tour」が開催されました。このツアーは、彼らが全国各地のオーディエンスを魅了し、後のメジャーでの成功へと繋がる重要な経験となったことは想像に難くありません。

その後、「マシュマロ・モンスター」は『THEE MICHELLE GUN ELEPHANT GRATEFUL TRIAD YEARS』に、「why do you want to shake?」は『TMGE 106』に収録されるなど、これらの楽曲は後の作品にも収録され、彼らの代表曲として長く愛されています。

まとめ

『wonder style』は、thee michelle gun elephantの初期作品の中でも特に重要な位置を占めるミニアルバムです。その音楽性、そしてリリース形態、ツアー、そして後世への影響まで、様々な側面から見ていくことで、彼らの音楽史における位置付けをより深く理解することができるでしょう。インディーズ時代から既に高い音楽性と表現力を有していた彼らを知る上で、この作品は必聴と言えるでしょう。彼らの初期衝動と才能が凝縮された『wonder style』は、今もなお多くのリスナーを魅了し続けています。

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