Xbox Series X/S

Xbox Series X|S

Xbox Series X|S（日本ではエックスボックス シリーズ エックス|エスとして知られる）は、2020年11月10日にマイクロソフト社からリリースされた家庭用ゲーム機のシリーズです。この新しいゲーム機は大きな技術革新を特徴としており、全く新しいゲーム体験を提供します。キャッチコピーは「Power Your Dreams」で、その名の通り高いパフォーマンスを実現しています。

概要

マイクロソフトは2020年に「Xbox Series X」および「Xbox Series S」の二つのモデルを発表しました。これらは単に「Xbox」という名前で呼ばれることもあり、後者の部分は異なるモデルを示します。正式名称の発表以前は「Project Scarlett」として知られていました。これにより、同社の家庭用ゲーム機の刷新が7年ぶりに行われることが決定しました。

Xbox Series X

シリーズXは、マイクロソフトが「これまでで最速かつ最も強力なコンソール」と称するハードウェアを搭載しています。今回はXbox One Xの約4倍の処理能力を持ち、性能目標として4K/120fpsを実現。加えて、8K解像度の描画やハードウェアレベルのレイトレーシング、可変リフレッシュレートがサポートされています。

Xbox Series S

一方、シリーズSは「最も小さなXbox」として、ディスクドライブを搭載せず、外観をコンパクトにまとめています。性能的にはWQHD（1440p）までの解像度に対応し、家庭用としての利用に最適化されています。

ハードウェアと性能

両方のモデルは、AMD社製のCPUとGPU（RDNA2アーキテクチャ）を搭載し、ストレージにはSSDを採用しています。このSSD技術によって、ロード時間が大幅に短縮され、ゲームプレイの快適さを保証しています。さらに、Xbox Game Passに対応した多くのゲームタイトルを楽しむことができます。

特に注目すべきは、後方互換機能です。Xbox Series X|Sは、初代Xbox、Xbox 360、Xbox Oneのゲームソフトにも対応しており、発売日から数千の過去ゲームがプレイ可能です。これにより、過去の人気タイトルを現世代機で楽しむことができます。

スマートデリバリー

また、これらのコンソールも「スマートデリバリー」に対応しています。これにより、同じゲームソフトを購入したプレイヤーに、最適なバージョンが無償で自動的にダウンロードされる仕組みが導入されています。ディスク版の場合も、同様に利用が可能です。

ソフトウェアと機能

Xbox Series X|Sは、基本的にXbox Oneと同じ機能を搭載しています。オペレーティングシステムは、ホストOSの上で複数のWindows 10 NTベースの仮想OSが動作する複雑な設計を採用。これにより後続機種との高い互換性を実現しています。

新機能には「クイックレジューム」があり、これを利用することで、複数のゲームの状態を保存し、再びすぐに続行できる便利さがあります。他にも、マイクロソフトはXbox Liveを一新し、より良いオンライン体験を提供するためのインフラを強化しています。

コントローラー

Xbox Series X|Sには新しいデザインが施されたコントローラーが同時に発売されました。BluetoothとWi-Fi Directを使用して接続され、設計の見直しが行われています。「シェアボタン」が新設され、スムーズにゲームプレイをコミュニティに共有することも可能です。

結論

Xbox Series X|Sは、パフォーマンス、互換性、利便性を兼ね備えた画期的な家庭用ゲーム機です。多彩なゲームタイトルと革新的なオンライン機能を利用し、ユーザーはこれまでにないゲーム体験が楽しめるようになりました。

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