Xyzzy
xyzzyは、Windows環境で動作する高機能テキストエディタです。その設計思想は、Emacsのような強力な拡張性と、一般的なテキストエディタの使いやすさを融合させることにあります。開発者の亀井哲弥氏によって作成され、単なるテキストエディタの枠を超え、高度なLisp処理系としての側面も持ち合わせています。
xyzzyのマクロ言語として採用されているXyzzy Lispは、Common Lispのサブセットであり、その約6割程度の仕様が実装されています。Emacs Lispとの互換性は低いものの、エディタのコマンド関数など一部にはEmacs Lispの影響が見られます。また、Windows APIにアクセスできる機能も備えており、Windowsネイティブなソフトウェアとしての利点を活かした作りとなっています。
xyzzyの公式な読み方は定められていませんが、Xyzzy Wikiで行われたアンケートでは、「えっくすわいじーじーわい」や「エックスワイゼットゼットワイ」といった読み方が一般的です。英語圏では、『X-Y-Z-Z-Y』、『X-Y-ziz'ee』、『ziz'ee』または『ik-ziz'ee』など、様々な発音で呼ばれています。
2005年12月にxyzzyはMIT Licenseの下でオープンソース化されました。それ以前は、作者の意向によりライセンスが明示されていませんでしたが、このオープンソース化により、再配布や改変がライセンスの許諾範囲内で行えるようになりました。作者の亀井氏による更新はバージョン0.2.2.235以降行われていませんが、有志によって開発が継続されており、複数の派生版が存在します。
主な特徴
- - 豊富な付属ツール: エディタ機能に加え、2画面ファイラー、カレンダー、複素数計算が可能な電卓など、実用的なツールが標準で付属しています。
- - 多様なプログラミング言語への対応: C、Perlをはじめとする様々なプログラミング言語に対応したメジャーモード、マイナーモードを利用でき、プログラミング作業を効率的に行えます。
- - 多言語対応: キリル文字やギリシャ文字など、多様な文字コードに対応しており、多言語が混在するテキストの編集もスムーズに行えます。
- - 高い拡張性: 拡張用マクロ言語としてXyzzy Lispを搭載しており、ユーザーは自身のニーズに合わせて機能をカスタマイズできます。
- - 軽快な動作: 高機能でありながら、軽快な動作を実現しています。
Xyzzy Lisp
xyzzyのマクロ言語として採用されているXyzzy Lispは、Common Lispのサブセットであり、その約6割程度の仕様が実装されています。Emacs Lispとの互換性は低いものの、エディタのコマンド関数など一部にはEmacs Lispの影響が見られます。また、Windows APIにアクセスできる機能も備えており、Windowsネイティブなソフトウェアとしての利点を活かした作りとなっています。
名称の読み方
xyzzyの公式な読み方は定められていませんが、Xyzzy Wikiで行われたアンケートでは、「えっくすわいじーじーわい」や「エックスワイゼットゼットワイ」といった読み方が一般的です。英語圏では、『X-Y-Z-Z-Y』、『X-Y-ziz'ee』、『ziz'ee』または『ik-ziz'ee』など、様々な発音で呼ばれています。
オープンソース化と派生版
2005年12月にxyzzyはMIT Licenseの下でオープンソース化されました。それ以前は、作者の意向によりライセンスが明示されていませんでしたが、このオープンソース化により、再配布や改変がライセンスの許諾範囲内で行えるようになりました。作者の亀井氏による更新はバージョン0.2.2.235以降行われていませんが、有志によって開発が継続されており、複数の派生版が存在します。
- - xyzzy-022 by x022235: 最新バージョンは0.2.2.253（2014年4月29日更新）。
- - xyzzy マルチフレーム版: 最新バージョンは0.2.3.12（2012年9月6日更新）。
- - xyzzy+: 開発が継続されている派生版の一つ。
参考文献
外部リンク
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