YAMAP

YAMAP（ヤマップ）とは

YAMAPは、株式会社ヤマップが運営する登山・アウトドア愛好者向けのスマートフォンアプリおよびコミュニティサイトです。主な特徴は、電波の届かない山の中でも地図を表示し、GPS機能で現在地を特定できる点です。これにより、登山者は安心して山行を楽しめるだけでなく、自身の活動記録を詳細に残し、他のユーザーと共有することができます。

主な機能

1. 地図表示とGPS機能:
事前に地図をダウンロードしておけば、オフライン環境でも詳細な地図を表示できます。
GPS機能により、リアルタイムで現在地を確認できるため、道に迷うリスクを減らせます。
登山中の移動距離、経過時間などを記録し、自身のペースを把握するのに役立ちます。

2. 活動日記:
登山ルート、所要時間、距離、写真、メモなどを記録し、他のユーザーと共有できます。
自身の登山記録を振り返るだけでなく、他のユーザーの記録を参考にすることも可能です。

3. みまもり機能:
2019年7月に導入されたサービスで、自身の位置情報を他のYAMAPユーザーと共有し、事前に登録した特定のユーザーにも通知できます。
2021年11月には、複数ユーザー間での位置情報共有が可能となり、より広範囲での見守りが実現しました。
遭難時には、迅速な救助活動を支援するための重要な機能となります。
特許も取得しており、技術的にも信頼性が高いです。

4. DOMO（ドーモ）:
2021年7月に開始されたポイントサービスで、活動日記の公開や他のユーザーへの貢献によってポイントを獲得できます。
貯めたDOMOは、他のユーザーに送ったり、山の環境保全活動に寄付したりできます。
コミュニティ内での積極的な活動を促すための仕組みです。
ポイントは3ヶ月で失効します。

5. 登山計画機能:
アプリ上で登山計画を作成できる機能です。
地図上でポイントを指定すると、所要時間が自動で計算されるため、計画作成が容易です。
作成した登山計画を登山届として提出できるサービスも一部地域で提供しています。

6. フィールドメモ:
山中での危険箇所やおすすめスポットなどの情報を、オフライン環境でも投稿・共有できる機能です。
他の登山者にとって有益な情報を共有し、安全な登山をサポートします。

沿革

YAMAPの構想は、2011年5月に現代表の春山慶彦氏が山中でスマートフォンの地図アプリが圏外でも現在地を表示することに気づいたことがきっかけでした。そこから約2年後の2013年3月にアプリがリリースされ、その後、急速にユーザー数を増やしました。

2016年3月：累計ダウンロード数26万
2019年6月：累計ダウンロード数130万
2020年9月：累計ダウンロード数200万
2021年8月：累計ダウンロード数260万
2022年3月：累計ダウンロード数300万

2021年には、Rubyで開発された優れたサービスとして「第7回Ruby bizグランプリ」大賞を受賞しました。

まとめ

YAMAPは、登山者の安全と楽しさを追求する革新的なアプリです。地図表示、GPS機能、コミュニティ機能などを活用することで、より安全で豊かな登山体験を提供しています。

外部リンク

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* YAMAP - YouTubeチャンネル

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