Yahoo!メール
Yahoo!メールは、アメリカのYahoo!が1997年から提供している無料のメールサービスです。パソコン、携帯電話、スマートフォンなど、様々なデバイスからアクセスできるWebメール形式を採用しており、場所を選ばずにメールの送受信が可能です。一部機能には制限があるものの、幅広いユーザーにとって使いやすいサービスとなっています。
Yahoo! Mailは、国によっては「Ymail」という愛称で提供されており、ドメインは「yahoo.com」または「ymail.com」が使用されます。このメールサービスは、世界中で多くのユーザーに利用されています。
Yahoo!メールには、便利な機能が多数搭載されています。
多様なデバイス対応: パソコン向けのページだけでなく、携帯電話向けのページも用意されており、様々なデバイスから利用可能です。ただし、携帯電話から利用できる機能はパソコン版に比べて制限があります。また、スマートフォン向けには専用のアプリケーションも提供されており、より快適にメールの送受信や設定変更が可能です。
メール形式: テキスト形式とHTML形式の両方でメールを送信できます。HTMLメールは、Web上で簡単に編集できるエディター機能があり、オリジナルの背景画像や顔のイラストを挿入して、メールを楽しく演出できます。
メール転送機能: 受信したメールを他のメールアドレスへ自動的に転送する機能があります。転送先は1箇所のみ設定可能です。
迷惑メールフィルター: 標準でスパムメールを自動的にフィルタリングする機能が利用できます。セキュリティーパック購入者やYahoo! BB会員は、さらに高度な学習型フィルターを利用できます。HTMLメールの画像表示をブロックする設定も可能で、迷惑メールフォルダー内のメールのみを対象にできます。不要な場合はフィルターを解除することも可能です。
アドレス帳連携: 「Yahoo! アドレスブック」に登録したメールアドレス情報を利用できます。
メール保存機能: 送受信したメールをZIP形式でパソコンに保存できます。保存対象メールは、フォルダーや日付で検索して絞り込むことが可能です。
POP/IMAP対応: POP、IMAP、SMTPを利用して、パソコンやスマートフォンなどのメールアプリケーションからYahoo!メールを利用できます。このためには、メール広告「Yahoo!デリバー」への登録が必要です。POPアクセスでは、迷惑メールフォルダーのメール受信設定や、件名への[spam]追記設定などを選べます。
メールボックス容量: 無料会員は10GB、Yahoo!プレミアム会員やYahoo! BB会員、セキュリティーパック購入者は容量無制限です。ただし、6ヶ月以上アクセスがないとメールと設定が削除されることがあるため注意が必要です。
セーフティアドレス: セキュリティ向上と迷惑メール抑制のため、本来のメールアドレスとは異なる文字列から生成されるエイリアスアドレスを利用できます。これにより、最大10個のアドレスを取得できます。
インタレストマッチ広告: Webメールページに表示される広告は、メール内容を機械的に解析した結果を反映させることができます。プライバシーへの配慮がなされており、ユーザーは設定で無効にできます。
Yahoo!メールでは、以下の有料サービスも提供しています。
ウイルスチェックサービス: メールに添付されたファイルのウイルスチェックを行います（送信メールへの添付ファイルチェックは無料）。Webページの広告も除去できます。
セキュリティーパック: ウイルスチェックサービスに加え、迷惑メールフィルターの強化版も利用できます。
マイネームアドレス: ＠の前後の文字列を任意に設定できるアドレスを取得できます。
文字コード: テキスト形式メールの文字コードはISO-2022-JPです。
添付ファイル: 添付ファイルの合計サイズは最大20MB、個数は5つまでです。エンコード方式はBASE64です。
メールサーバー: 送受信ともにESMTPには対応していません。IMAPプロトコルでの受信は、以前は利用できませんでしたが、現在ではモバイル端末向けに提供されています。
日本では、LINEヤフー（旧Yahoo! JAPAN）がYahoo!メールを提供しています。日本版は1999年1月に開始されました。
無料アドレス変更: 2005年11月から全利用者が無料でメールアドレスを変更できるようになりました。
大規模リニューアル: 2006年6月から7月にかけて、機能、容量、速度が大幅に向上しました。
教育機関向けサービス: 2008年初頭から、教育機関向けWebメールシステム「Yahoo!メール Academic Edition」が提供されています。
利用者数: 2008年の調査では、Webブラウザを利用したWebメール利用者数で1位を獲得しました。
過去の不具合: 2008年4月には、メールサーバーの不具合により、受信メールに他人のヘッダー情報が表示される問題が発生し、行政指導を受けました。2014年9月には大規模なシステム障害が発生し、一部ユーザーがアクセスできなくなりました。また、2015年8月にもシステム障害により一部メールが消失しました。
海外サービス制限: 2022年4月6日から、EU加盟国とイギリスではYahoo! JAPANのサービスが利用できなくなり、新規メールアドレスの取得や変更もできなくなりました。
* 新ドメイン: 2022年3月1日、新ドメイン「@ymail.ne.jp」の提供を開始しました。
ヤフーは2013年に中国での電子メールサービス提供を終了し、アリババグループの電子メールサービス「阿里雲郵（アリメール）」への移行を推奨しました。2015年には中国での事業から完全に撤退しました。
Google透明性レポートとTwitter透明性センターによると、ドメイン「yahoo.co.jp」のメールはTLSに対応しておらず、暗号化されていないため、情報漏洩や傍受のリスクがあります。
Yahoo!メールは、無料でありながらも多機能で使いやすいメールサービスですが、セキュリティ面には注意が必要です。
概要
Yahoo! Mailは、国によっては「Ymail」という愛称で提供されており、ドメインは「yahoo.com」または「ymail.com」が使用されます。このメールサービスは、世界中で多くのユーザーに利用されています。
機能
Yahoo!メールには、便利な機能が多数搭載されています。
多様なデバイス対応: パソコン向けのページだけでなく、携帯電話向けのページも用意されており、様々なデバイスから利用可能です。ただし、携帯電話から利用できる機能はパソコン版に比べて制限があります。また、スマートフォン向けには専用のアプリケーションも提供されており、より快適にメールの送受信や設定変更が可能です。
メール形式: テキスト形式とHTML形式の両方でメールを送信できます。HTMLメールは、Web上で簡単に編集できるエディター機能があり、オリジナルの背景画像や顔のイラストを挿入して、メールを楽しく演出できます。
メール転送機能: 受信したメールを他のメールアドレスへ自動的に転送する機能があります。転送先は1箇所のみ設定可能です。
迷惑メールフィルター: 標準でスパムメールを自動的にフィルタリングする機能が利用できます。セキュリティーパック購入者やYahoo! BB会員は、さらに高度な学習型フィルターを利用できます。HTMLメールの画像表示をブロックする設定も可能で、迷惑メールフォルダー内のメールのみを対象にできます。不要な場合はフィルターを解除することも可能です。
アドレス帳連携: 「Yahoo! アドレスブック」に登録したメールアドレス情報を利用できます。
メール保存機能: 送受信したメールをZIP形式でパソコンに保存できます。保存対象メールは、フォルダーや日付で検索して絞り込むことが可能です。
POP/IMAP対応: POP、IMAP、SMTPを利用して、パソコンやスマートフォンなどのメールアプリケーションからYahoo!メールを利用できます。このためには、メール広告「Yahoo!デリバー」への登録が必要です。POPアクセスでは、迷惑メールフォルダーのメール受信設定や、件名への[spam]追記設定などを選べます。
メールボックス容量: 無料会員は10GB、Yahoo!プレミアム会員やYahoo! BB会員、セキュリティーパック購入者は容量無制限です。ただし、6ヶ月以上アクセスがないとメールと設定が削除されることがあるため注意が必要です。
セーフティアドレス: セキュリティ向上と迷惑メール抑制のため、本来のメールアドレスとは異なる文字列から生成されるエイリアスアドレスを利用できます。これにより、最大10個のアドレスを取得できます。
インタレストマッチ広告: Webメールページに表示される広告は、メール内容を機械的に解析した結果を反映させることができます。プライバシーへの配慮がなされており、ユーザーは設定で無効にできます。
追加で利用できる有料サービス
Yahoo!メールでは、以下の有料サービスも提供しています。
ウイルスチェックサービス: メールに添付されたファイルのウイルスチェックを行います（送信メールへの添付ファイルチェックは無料）。Webページの広告も除去できます。
セキュリティーパック: ウイルスチェックサービスに加え、迷惑メールフィルターの強化版も利用できます。
マイネームアドレス: ＠の前後の文字列を任意に設定できるアドレスを取得できます。
技術的仕様
文字コード: テキスト形式メールの文字コードはISO-2022-JPです。
添付ファイル: 添付ファイルの合計サイズは最大20MB、個数は5つまでです。エンコード方式はBASE64です。
メールサーバー: 送受信ともにESMTPには対応していません。IMAPプロトコルでの受信は、以前は利用できませんでしたが、現在ではモバイル端末向けに提供されています。
日本での展開
日本では、LINEヤフー（旧Yahoo! JAPAN）がYahoo!メールを提供しています。日本版は1999年1月に開始されました。
無料アドレス変更: 2005年11月から全利用者が無料でメールアドレスを変更できるようになりました。
大規模リニューアル: 2006年6月から7月にかけて、機能、容量、速度が大幅に向上しました。
教育機関向けサービス: 2008年初頭から、教育機関向けWebメールシステム「Yahoo!メール Academic Edition」が提供されています。
利用者数: 2008年の調査では、Webブラウザを利用したWebメール利用者数で1位を獲得しました。
過去の不具合: 2008年4月には、メールサーバーの不具合により、受信メールに他人のヘッダー情報が表示される問題が発生し、行政指導を受けました。2014年9月には大規模なシステム障害が発生し、一部ユーザーがアクセスできなくなりました。また、2015年8月にもシステム障害により一部メールが消失しました。
海外サービス制限: 2022年4月6日から、EU加盟国とイギリスではYahoo! JAPANのサービスが利用できなくなり、新規メールアドレスの取得や変更もできなくなりました。
* 新ドメイン: 2022年3月1日、新ドメイン「@ymail.ne.jp」の提供を開始しました。
中国での展開
ヤフーは2013年に中国での電子メールサービス提供を終了し、アリババグループの電子メールサービス「阿里雲郵（アリメール）」への移行を推奨しました。2015年には中国での事業から完全に撤退しました。
セキュリティ上の懸念
Google透明性レポートとTwitter透明性センターによると、ドメイン「yahoo.co.jp」のメールはTLSに対応しておらず、暗号化されていないため、情報漏洩や傍受のリスクがあります。
Yahoo!メールは、無料でありながらも多機能で使いやすいメールサービスですが、セキュリティ面には注意が必要です。
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