Z・U・T・T・O

Z・U・T・T・O（ずっと）

1992年10月から1993年3月まで、TBSで放送されていた「Z・U・T・T・O」は、深夜番組として多くの視聴者の関心を集めました。この番組は、渡辺正行と久本雅美が司会を担当し、毎週異なるゲストを迎えてトークを楽しむスタイルで展開されました。

番組の内容

「Z・U・T・T・O」では、特に女性ゲスト、主にグラビアアイドルやセクシー系のタレントを招くことが多く、彼女たちの恋愛に関する過激なエピソードや初体験の告白が話題になりました。トークコーナーでは、プライベートの秘密を引き出すような質問が飛び交い、視聴者にとって魅力的な内容が盛りだくさんでした。

また、バブル経済の影響を受けた時代背景もあり、セクシー系のゲームコーナーも定番でした。渡辺司会によるセクシーゲームは、他の番組でも見られる形式を踏襲したもので、視聴者の好奇心をくすぐる内容でした。特に、これらのコーナーでは笑いや驚きが生まれ、深夜のテレビにふさわしい雰囲気を醸し出していました。

番組のエンディングトークでは、視聴者から寄せられた刺激的な投稿写真を取り上げ、渡辺と久本が感想を述べるというユニークな試みも。これらの投稿は映像としては出せないものが多く、表示の際は編集でテロップを使用していました。

音楽と演出

「Z・U・T・T・O」のオープニングテーマには、桜樹ルイ（チェリールイ名義）の「さわるんじゃねー」が使用され、エンディングには辻仁成の「WITH」や米倉利紀の「ほんのりブルー」が流れるなど、音楽面でも強い印象を残しました。

番組の終了と後の影響

残念ながら、番組はわずか半年で終了しました。久本雅美は後の番組でこの点に触れ、「ZUTTO（ずっと）」という番組名にもかかわらず、実際は短期間の放送だったと自嘲的に話していました。番組終了後は、同じ深夜帯にダウンタウンの出演する番組が引き続き放送されることとなりました。

主要な出演者とスタッフ

この番組には、渡辺正行と久本雅美をはじめとする多くの出演者が関わりました。また、構成にはむらこし豪昭や下村稔が名を連ね、技術面では小山内義紀らが担っていました。カメラや照明、美術に関身したチームもそれぞれ多彩な才能を持ったスタッフから構成され、視覚的な楽しさも提供していました。

「Z・U・T・T・O」は、当時の日本の深夜テレビ番組の一時代を象徴する作品として、多くの人々の記憶に残ることでしょう。

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