ZERO (DEAD ENDのアルバム)

DEAD ENDの『ZERO』は、1989年9月21日にリリースされた通算4枚目のアルバムです。このアルバムは、バンドが一度解散する前に発表した最後のスタジオアルバムとなりました。その後、2009年に再結成するまで、約20年もの長いブランクがあったため、ファンにとっては非常に貴重な作品となっています。

2009年11月11日には、Blu-spec CDとして『ZERO[+2]』が発売されました。このリイシュー盤には、3rdシングルの「GOOD MORNING SATELLITE」とそのカップリング曲「原始のかけら」がボーナストラックとして追加収録されています。初回版には、「GOOD MORNING SATELLITE」のレプリカジャケットが封入されていました。

『ZERO』は、DEAD ENDの音楽性の集大成とも言える内容で、ヘヴィメタル、ハードロック、グラムロックなど、様々な要素が融合したサウンドが特徴です。MORRIEの独特なボーカル、足立祐二（YOU）のテクニカルなギタープレイ、そしてバンド全体の高い演奏力が光る作品となっています。

収録曲は以下の通りです。

1. I WANT YOUR LOVE
2. SLEEP IN THE SKY
3. BABY BLUE
4. SO SWEET SO LONELY
5. CRASH 49
6. TRICKSTER
7. HYPER DESIRE
8. PROMISED LAND
9. I SPY
10. I'M IN A COMA
11. SERAFINE

リイシュー盤ボーナス・トラック

12. GOOD MORNING SATELLITE
13. 原始のかけら

「I WANT YOUR LOVE」と「SERAFINE」は、後にリリースされたベストアルバム2枚にも収録されており、人気の高い楽曲です。

「GOOD MORNING SATELLITE」は、DEAD ENDの3rdシングルとしてリリースされ、F1ドライバーのミハエル・シューマッハのテーマ曲として使用されていた時期もあります。

また、「SERAFINE」は、2007年に河村隆一がカヴァーアルバム『evergreen anniversary edition』でカヴァーしています。

『ZERO』は、DEAD ENDの歴史において重要な作品であり、彼らの音楽性を深く理解するための必聴盤と言えるでしょう。

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