ZIPAIR Tokyo

株式会社ZIPAIR Tokyo（ジップエア トーキョー）について

概要

ZIPAIR Tokyoは、日本航空（JAL）の完全子会社であり、国際線専門の格安航空会社（LCC）です。2018年の設立以来、中長距離の国際線に特化し、独自のサービス展開を行っています。

設立経緯

2018年5月、日本航空は新たにLCCを設立することを発表しました。これは、国内線やアジア便中心の既存LCCとは異なり、中長距離に特化したサービスを目指すものでした。そして、2018年7月31日には株式会社ティー・ビー・エルが設立されました。

2019年に入ると、ボランティアを募り、会社名をZIPAIR Tokyoに変更。新たな資金調達を行い、2020年6月3日から運航を開始しました。この航空会社の社員は、ほぼ全てが日本航空の元社員または現社員で構成されています。

機材と運航開始

ZIPAIRはボーイング787-8をフラッグシップ機としており、現在8機を保有し、最終的には10機体制を目指しています。運航開始の際、成田国際空港を拠点として、アジアおよび北米行きの便を運航しています。特に、バンコク、ソウル、ホノルルなどへの便は、新型コロナウイルスの影響を受けながらも順次運航を再開しました。

就航地の拡大

ZIPAIRは現在、成田発の国際線として10路線を運航しています。新型コロナウイルスの蔓延により一時運休を余儀なくされましたが、ホノルル線やソウル線をはじめ、新規路線も次々と開設しています。また、2025年までの構想として、北米やアジア路線の拡充を計画中です。

サービス内容

ZIPAIRでは、ビジネスクラス相当の「ZIP Full-Flat」とエコノミークラス相当の「Standard」の2つの座席クラスが用意されています。特に、ビジネス向けのシートは180度リクライニングが可能です。また、全クラスの乗客にWi-Fiが提供されていることも大きな特徴です。

機内食はすべて有料ですが、事前予約や当日購入が可能で、ホノルル線特有のメニューも用意されています。さらに、機内販売では、さまざまなアイテムを取り扱っています。

マイレージプログラム

ZIPAIRは「ZIPAIR Point Club」というポイント会員サービスを提供しています。JALのマイレージプログラムとの提携により、JALマイルをZIPAIRポイントに換えられる仕組みがあります。このポイントはチケット購入やサービスに利用できるほか、オプションサービスの割引も受けられます。

結論

ZIPAIR Tokyoは、国際線に特化した新しいLCCとして注目を集めています。日本航空の強力なバックアップのもと、顧客に独自のサービスを提供し、今後の成長を期待されています。

もう一度検索