AJICO

AJICO（アジコ）

AJICO（アジコ）は、米国のシンガーUAと元BLANKEY JET CITYのギタリスト浅井健一を中心に構成された日本のロックバンドです。このバンドは、元RIZEのTOKIE、さらにUAのツアーでドラムを担当していた椎野恭一の4人によって形成されています。彼らは2000年に結成され、その年の11月にはメジャーデビューを果たしました。しかし、2001年には活動を一時休止しました。

AJICOは、UAのアルバム『turbo』（1999年）に浅井が参加したことをきっかけに誕生しました。彼女の提案により、バンド名のAJICOはUAが名付け、意味は持たないとされていますが、浅井は宇宙を漂うヨットを連想させると述べています。また、2021年のテレビ出演時には、名前が野溝七生子の小説『山梔』から取られたことも明らかにされています。

バンドの創作活動では、楽曲の多くが浅井の作曲によるものであり、作詞は浅井自身とUAが担当しています。音楽スタイルは、一般的にはオルタナティブ・ロックに分類され、浅井が在籍するSHERBETSの音楽に近いとされています。ライブパフォーマンスでは、AJICO以外の楽曲もセルフカバーされることが頻繁にあります。また、レコーディングは、バンドメンバーとボーカルが共に演奏する一発録りが主流です。

略歴

AJICOは2000年に野外フェスティバル「RISING SUN ROCK FESTIVAL 2000 in EZO」で初の公演を行い、全体の注目を集めました。そして同年11月には1stシングル「波動」でメジャーデビューを果たしました。続く2001年2月には1stアルバム『深緑』をリリースしました。3月に行った全国ツアー最終公演では、ファンに対して活動の終了を報告し、その後しばらくの間休止期間に入ります。

2021年2月7日には、当時の全楽曲が音楽配信サイトで解禁され、ファンの間で再び注目が集まりました。続けて、同年4月から5月には宮城県で開催される「ARABAKI ROCK FEST.20th×21」に出演することも発表され、再始動を果たします。

メンバー

UA: ボーカルおよび作詞を担当。彼女の存在はこのバンドの顔でもあります。
浅井健一: ギターとボーカルを担当し、ほぼ全ての曲の作曲を担当しています。
TOKIE: バンドのベース担当です。
椎野恭一: ドラムスを担当し、バンドのリズムを支えています。

作品

AJICOのディスコグラフィーには、シングル、アルバム、EPに加え、ライブアルバムや映像作品など多岐に渡るアイテムがあります。バンドは2001年2月から3月にかけて全国ツアー「2001年AJICOの旅」を行い、2021年には「AJICO Tour 接続」を行いました。

AJICOはこれからも新たな音楽を生み出し、ファンと共に歩むことでしょう。2024年には待望の2nd EPのリリースが予定されており、全国ツアーの公演も控えています。

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