Cali≠gari

cali≠gari（カリガリ）

概要

cali≠gariは1993年に結成された日本のヴィジュアル系ロックバンドで、活動当初から多様な音楽スタイルを取り入れています。バンド名の由来は、ホラー映画『カリガリ博士』から来ており、特にその美術的要素や時代背景からインスパイアされています。ファンは「カリガリスト」と呼ばれ、この名称はcali≠gariへの強い支持を表しています。2003年には無期限の活動休止を宣言しましたが、2009年には活動を再開。現在も精力的に忙しいスケジュールをこなしています。

音楽性と影響

音楽的には、cali≠gariはロックを基盤にしており、ポップ、パンク、ジャズ、ニューウェーブなど、様々なジャンルを融合させたスタイルが特徴です。また、高崎光によると、歌詞には独特な表現が豊富に盛り込まれており、時にグロテスクで時にアンダーグラウンドカルチャーを意識した内容となっています。リーダーの桜井青は、井上陽水やサザンオールスターズ、さらにはバウハウスやザ・キュアーなど、広範なアーティストにも影響を受けているといいます。

メンバー

cali≠gariはメンバーの変遷が激しいバンドであり、それぞれの編成に対して「第○期」と称しています。現在のメンバーは以下の4人です。

• - 石井秀仁（ボーカル＆ギター）: 1976年生まれ、2000年に加入し、リーダーの桜井と並ぶ主要な作詞作曲者です。
• - 桜井青（ギター＆ボーカル）: バンドの創設メンバーであり、デザインも担当。彼のアートワークは独自の世界観を反映しています。
• - 村井研次郎（ベース）: 1996年に加入。彼もまた多くの他のプロジェクトで活動している多才なミュージシャンです。

過去のメンバーも含め、多くのドラマーやボーカリストが在籍しており、変遷のある演奏スタイルが魅力となっています。

来歴

b>cali≠gariの歴史は、1993年の結成から始まります。初のライブは1993年に池袋CYBERで行われました。彼らはすぐに注目を集め、1994年には初音源『第1実験室』をリリースします。その後もシングルやアルバムを次々と発表し、1996年には現在のバンド名に改称しました。2000年にはメジャーデビューを果たし、音楽シーンで確固たる地位を築きました。

活動休止を経て2009年に復活し、その後も定期的に新作をリリースし、全国ツアーを行っています。2012年には、活動休止の休止を宣言し、メジャーからインディーズに戻るなど、常に新しい試みに挑戦しています。

ディスコグラフィー

cali≠gariは多数のアルバムやシングルをリリースしています。彼らの音楽は多彩で、アルバムごとに異なるテーマと音楽スタイルが表現されています。近年の作品では、特に2019年のアルバム『14』や、2020年の『ブルーフィルム -Revival-』などがファンの間で話題となりました。また、彼らはライブを通じてファンとの関係を深めることにも力を入れています。

cali≠gariは、日本のロックシーンにおいて独自の位置を占め続け、常に進化し続けています。その音楽スタイルとビジュアルの独自性から、多くのファンに支持されるバンドとして広く認識されています。

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