Pring

pring（プリン）は、日本のIT企業であり、資金移動業を主な事業として展開しています。元々は株式会社メタップスの子会社として設立されましたが、現在はGoogleの100%子会社となっています。

サービス概要

pringは、スマートフォンアプリを中心に、個人間での送金や実店舗でのQRコード決済サービスを提供しています。ユーザー同士での資金移動のほか、銀行口座への出金、セブン銀行ATMを利用した現金の入出金も可能です。

また、企業が従業員に対して給与や経費などを送金できる法人向けサービスも展開しています。

pringアプリの特徴として、送金機能に加えてチャット機能も搭載されており、「お金コミュニケーションアプリ」というコンセプトで設計されています。これにより、送金と同時にメッセージをやり取りすることができ、友人や家族間での送金をより円滑に行えるようになっています。

Googleによる買収

2021年7月、日本経済新聞電子版の報道により、Googleがpringの全株式を既存株主から買収する方向で最終調整に入っていることが明らかになりました。当初、メタップスは報道を否定していましたが、その後、株式売却を決定しました。

最終的に、メタップス、ミロク情報サービス、日本瓦斯の3社が、保有するpringの株式（計86%超）をGoogleに売却することが発表され、pringはGoogleの子会社となりました。

サービス内容

pringの主なサービスは以下の通りです。

アプリを介した個人間送金
セブン銀行ATMを介した現金の入出金
銀行口座からの入出金
店舗でのQRコード決済
pringチーム（企業向け送金サービス）
業務用pring（企業向け決済サービス）

これらのサービスを通じて、ユーザーは手軽にお金のやり取りを行うことができます。特に、個人間送金は、アプリを通じて簡単に行えるため、日常的な利用が広がっています。

サービス連携先

pringは、多くの金融機関と連携しており、特に以下の銀行が主な連携先となっています。

三井住友銀行
みずほ銀行

これらのメガバンクに加え、多くの地方銀行とも連携しています。ただし、一部の金融機関（auじぶん銀行、住信SBIネット銀行、ソニー銀行、楽天銀行など）に関しては、2024年5月14日付で接続が終了する予定です。

また、セブン銀行ATMとの連携により、セブン&アイ・ホールディングスおよびセブン-イレブン・ジャパンが展開するセブン-イレブン店舗などに設置されたATMで、現金の入出金を行うことができます。

今後のサービス変更

2024年4月、pringは同年6月10日付で新規ユーザー登録を終了し、送金の上限金額などの仕様変更を行うことを発表しました。これに先立ち、同年5月14日付で一部の金融機関との接続を終了する予定です。

この変更により、サービス内容に一部制限が加わることになりますが、既存ユーザーは引き続きサービスを利用できます。詳細については、公式サイト等で確認することをおすすめします。

まとめ

pringは、個人間送金やQRコード決済などの便利なサービスを提供し、ユーザーの日常的なお金のやり取りをサポートしてきました。Googleの子会社となったことで、今後さらなるサービス展開が期待されますが、2024年には一部サービス内容の変更が予定されているため、今後の動向に注目が必要です。

関連情報

QR・バーコード決済
電子決済
キャッシュレス社会
メタップス

公式サイト・SNS

pring(プリン) 公式サイト
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pring (@pring_official) - Instagram
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pring - Google Play
* pring - App Store

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