valknee (バルニー) について
valkneeは、日本の
ヒップホップシーンで注目を集めるラッパーであり、ソングライターとしても才能を発揮しています。彼女の
音楽は、独自の視点と多様な
音楽的要素が融合したもので、多くのリスナーを惹きつけています。
生い立ちと音楽活動の開始
1991年3月21日、
神奈川県で生まれたvalkneeは、幼少期を埼玉県で過ごしました。小学5年生から中学3年生までの間、親の転勤により韓国のソウル市で生活した経験を持ちます。高校進学時に日本へ帰国し、高校では軽
音楽部に入部。一浪を経て
武蔵野美術大学に進学しました。大学在学中には、同大学の卒業生である嫁入りランドやlyrical schoolのプロデューサーであるキムヤスヒロの活動に影響を受け、自宅での録音やラップ制作を始め、
SoundCloudで楽曲を発表しました。
大学卒業後は一般企業に就職し、OLとして働きながら
音楽活動を継続しました。2018年2月には、友人2人と共にポッドキャスト・ネットラジオ番組「バルニー・リー子・つかさのラジオ屋さんごっこ」を開始し、
音楽、ラップ、テレビ、お笑い、性、恋愛、美意識など、幅広いテーマでトークを展開しました。
2019年には、ビートメーカーのANTICとの共同制作でEP「FIRE BAE」をリリース。
Zoomgalsとしての活動とソロ活動
2020年5月には、田島ハルコ、なみちえ、ASOBOiSM、Marukido、
あっこゴリラといった女性ラッパーたちとギャルサー・Zoomgalsを結成し、配信シングル「Zoom」をリリース。2021年1月には、YouTubeのショートインタビュー番組「ニートtokyo」に出演し、自身の
音楽観やパーソナリティについて語りました。2022年12月には、タイで開催された野外
音楽イベント「Wonderfruit」に出演し、国際的な舞台でもその才能を披露しました。2023年には、次世代ラッパーを発掘するオーディション番組「
ラップスタア誕生!」に出演し、「SELECTION CYPHER」に進出するも、惜しくも審査員投票で敗退しました。
人物像
本名の「はるな」が由来となっている名前「バルニー」は、クラスメイトから呼ばれるようになった愛称が変化したものです。小学生時代には漫画『
GALS!』に影響を受けてギャル文化に憧れを抱いていたという一面も持ち合わせています。
音楽的な影響を受けたアーティストとしては、
ハロー!プロジェクト、Tommy february6/Tommy heavenly6、
RHYMESTERなどを挙げています。また、ポッドキャスト番組「ラジオ屋さんごっこ」は、書籍「ブラスト公論」やラジオ番組「ライムスター
宇多丸のウィークエンド・シャッフル」から影響を受けたと語っています。大学時代にはTSUTAYAでアルバイトをしていた経験があり、ポケモンが好きであることも公言しています。
ディスコグラフィー
valkneeは、シングル、EP、アルバムをリリースしており、ミュージックビデオも制作しています。また、Zoomgalsのメンバーとしても楽曲をリリースしています。さらに、以下のアーティストの作品にも参加しています。
んoon EP『Jargon』(2021年) -「Lobby(feat. valknee)」
Base Ball Bear アルバム『DIARY KEY』 (2021年) - 「生活PRISM feat. valknee」
minan EP『ttyl』(2021年) -「all rounder feat. Rachel (chelmico), valknee」
soakubeats 先行配信シングル (2022年) -「【令和最新】 feat. valknee & 霊臨(TAMARIN)」
バイレファンキかけ子 EP『超CLIMAX』(2023年) -「VOLCANIC EMOTION (feat. valknee)」
作詞提供
他アーティストへの楽曲提供も積極的に行っており、特にlyrical schoolには多くの楽曲を提供しています。
lyrical school EP『OK!!!!!』(2020年) -「HOMETENOBIRU」
lyrical school AL『Wonderland』(2021年) -「FIVE SHOOTERS」「SHARK FIN SOUP」
lyrical school AL『L.S.』(2022年) -「Pakara!」「Find me!」
和田彩花 デジタルシングル『sachi』(2022年) - 作詞・作曲
関連情報
valkneeに関する詳しい情報は、以下の関連文献やリンクから得ることができます。
つやちゃん「Interviews: valknee
ヒップホップは進歩していくもの。」『わたしはラップをやることに決めた フィメールラッパー批評原論』、DU BOOKS、2022年1月。
valknee X(旧Twitter):
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valkneeは、その独特な
音楽性と多様な活動を通じて、日本の
ヒップホップシーンにおいて重要な存在となっています。