あだちなみ
あだち なみについて
あだち なみ（1974年9月3日生まれ）は、日本を代表する絵本作家であり、多摩美術大学で非常勤講師として教鞭を執る一方、絵本制作に情熱を注いでいます。彼女の作品は子供たちに愛され、多くの人々に親しまれています。
略歴
岐阜県多治見市に生まれたあだちさんは、多治見市立小泉小学校及び中学校を卒業後、高校では美術系大学への進学を目指しました。高校在学中には「河合塾美術研究所」に通い、技術と知識を磨いた後、1994年に多摩美術大学のグラフィックデザイン専攻に進学しました。大学を卒業後は、玩具メーカー『タカラ』や『バンダイ』でデザイナーとしてのキャリアを重ね、その経験が絵本制作に生かされることになりました。
彼女の絵本作家としてのデビューは、2002年に出版された『くまのがっこう the bear's school』です。この作品は、原作者であるあいはらひろゆきさんとの共同作業として生まれ、多くの人々に愛されるシリーズの幕開けとなりました。2003年からはフリーランスとして活動を開始し、あいはらさんと引き続き共作を続けています。
制作エピソード
「くまのがっこう」シリーズでは、あいはらさんが物語を考えた後、あだちさんとともに何度もディスカッションを重ねて作画を進めます。これにより、物語の展開が変わることもあり、柔軟にアイデアを出し合う姿勢が作品の魅力を高めています。シリーズ第9作目の発売前のインタビューでは、このような制作過程が語られ、二人の絆が作品に深みを与えていることが伺えます。
主な作品一覧
文：あいはらひろゆき、出版社：ブロンズ新社
- - 『くまのこミン』シリーズ（2004年 - 現在）
- - 『うたのじかん』 1～3（2005年）
- - 『うさぎちゃん』シリーズ（2005年 - 現在）
- - 『フラニーとメラニー』シリーズ（2006年 - 現在）
- - 『せかいでひとつだけのケーキ』（2006年）
- - 『せかいでいちばんママがすき』（2007年）
- - 『クリスマスプレゼント』 1～2（2007年）
- - 『りんちゃんとあおくん』シリーズ（2008年 - 現在）
- - 『へっぽこまじょこ ニコとニキ』シリーズ（2010年 - 現在）
- - 『おひさまむらのこどもたち』（2008年）
- - 『行事かるた』（2013年）
あだちさんの作品には、色鮮やかなイラストと心温まるストーリーが特徴で、子供たちに夢や希望を届けています。彼女の絵本は、これからも多くの読者に愛され続けることでしょう。
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