がん研究会有明病院

がん研究会有明病院について

公益財団法人がん研究会が運営する「がん研究会有明病院」は、東京都江東区有明に所在する医療機関です。がん診療連携拠点病院として、がん治療の専門性を追求し、地域の医療に貢献しています。病院は、緩和ケア病棟を含め、充実した医療設備と高度な医療技術を完備しています。

沿革

この病院は1934年に設立されました。その当初の名称は「癌研究会附属病院」で、初代院長には稲田龍吉が就任しました。長い歴史を有し、豊島区から2005年に現在の有明地区に移転し、「がん研究会有明病院」と改名。2011年に公益財団法人に移行した際に、正式名称が「がん研究会有明病院」となりました。今や、14代目院長の佐野武が病院を率いています。

診療科と専門部門

がん研究会有明病院では、多様な専門診療部門が設けられており、患者一人ひとりに対して最適な治療が提供されています。以下は、主な診療科および部門の一部です。

- 呼吸器センター

呼吸器外科、呼吸器内科があり、呼吸器疾患専門の診療を行います。

- 消化器センター

消化器の診療を包括的に対応する部門で、外科、内科ともに専門の医療サービスを提供しています。

- 乳腺センター

乳腺関連の疾患に特化した診療科です。

- 血液腫瘍科

血液に関する腫瘍や病気の診療を専門に行います。

- 緩和ケアセンター

患者のQOL向上を目指し、緩和ケアを提供する部門です。
このように、多岐にわたる診療科が連携しながら、がんの予防、早期発見、治療、緩和ケアまでを総合的にサポートしています。

医療連携と指定機能

がん研究会有明病院は、都道府県のがん診療連携拠点病院として、他の医療機関と密接に連携しながら、がん治療に特化した医療サービスの向上に努めています。自立支援医療機関や臨床研修指定病院の認定を受けており、質の高い医療を提供しています。

先進医療と研究

ここでは、抗悪性腫瘍剤感受性検査やRET遺伝子診断などの先進医療も行われ、最新の医療技術を駆使して患者に最良の治療法の選択肢を提供しています。また、臨床研究・開発センターなどが設置されており、新たな治療法の開発にも力を注いでいます。

患者支援と交通アクセス

病院内には、患者やその家族をサポートするための相談室や支援部門が整備されています。また、交通のアクセスも便利で、ゆりかもめの有明駅から徒歩2分、国際展示場駅からも徒歩4分という立地にあります。

まとめ

がん研究会有明病院は、幅広い診療科と専門部門を有するがん専門医療機関として、地域医療に貢献しています。高い専門性を持ち、患者のニーズにしっかりと応える医療を提供し続けています。

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