つきみ野

神奈川県大和市の住宅地、つきみ野

つきみ野は、神奈川県大和市の北部に位置する町名で、一丁目から八丁目までが存在します。住居表示は実施されていません。この地域は、東急電鉄によって多摩田園都市の一部として開発された住宅街で、中央には東急田園都市線つきみ野駅があります。

地理

つきみ野は、大和市の北部に位置し、東側は国道16号大和バイパスが通っています。周辺は下鶴間、中央林間、相模原市南区上鶴間と接しています。地域内には、大和市立つきみ野中学校や神奈川県立大和高等学校が立地しており、文教地区としての側面も持っています。

地価

住宅地の地価は、2023年1月1日の公示地価によると、つきみ野4丁目で24万8000円/m2、つきみ野8丁目で19万9000円/m2となっています。この数値から、地域内の場所によって地価に差があることが分かります。

歴史

この地域は、古くは鎌倉時代から東海道の脇街道の小宿場町として「下鶴間村」という名前で歴史がありました。現在のつきみ野付近は、下鶴間の田園地帯の一部でした。また、旧石器時代の石器や遺構が多く発見されている地域でもあり、1967年頃に東急がつきみ野の開発を行った際には、旧石器時代の18もの遺跡が発掘されました。これらの遺跡は当時の旧石器時代観を大きく変えるもので、「月見野遺跡群」と名付けられました。これらの発掘物や下鶴間村の歴史資料は、「つる舞の里歴史資料館」で見ることができます。

地名の由来

1965年7月、東京急行電鉄による宅地造成工事が始まり、5年後に完成した新しい町名として、周辺に咲き誇っていた月見草にちなんで「つきみ野」と名付けられました。この名称は、土地区画整理組合によって決定されました。

沿革

1970年2月1日：下鶴間の一部より、つきみ野一丁目〜八丁目が新設されました。
1971年：大和市立つきみ野中学校が開校しました。
1976年10月15日：東急田園都市線の延伸に伴い、つきみ野駅が開業しました。

人口と世帯数

2021年10月1日現在の世帯数と人口は大和市によって発表されています。また、国勢調査による人口と世帯数の推移も記録されています。

学区

市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りに定められています。

事業所

2021年の経済センサス調査によると、事業所数と従業員数が記録されています。また、経済センサスによる事業所数と従業員数の推移も記録されています。

主要施設

東急電鉄田園都市線つきみ野駅
大和市立つきみ野中学校
神奈川県立大和高等学校
大和市つる舞の里歴史資料館
大和つきみ野郵便局
東急ストアフードステーションつきみ野店
イオンスタイルつきみ野
横浜信用金庫 つきみ野支店

その他

郵便番号は242-0002で、集配局は大和郵便局です。

関連事項

多摩田園都市
つきみ野駅

参考資料

宮田道一『東急の駅 今昔･昭和の面影』JTBパブリッシング、2008年8月。

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