つくばカピオ

つくばカピオについて

つくばカピオ（Tsukuba Capio）は、日本の茨城県つくば市竹園一丁目に位置する多目的施設であり、地域の文化活動の拠点としています。この施設の設計は、著名な建築家・谷口吉生率いる谷口建築設計研究所によるもので、1999年にはBCS賞を受賞しました。1996年7月10日に完成したこの施設は、室内スポーツ、演劇、ダンス公演、集会など、市民が交流を深めるための場を提供しています。

施設の概要

つくばカピオは、利用者が演者との一体感を体験できるように工夫された客席配置を持つホールを備えています。ホールは1階284席、中2階50席、3階50席を有しており、全体で384席の収容能力があります。また、アリーナ部分の面積は1,340平方メートルで、バレーボールやバスケットボール、バドミントン、卓球など、様々なスポーツが楽しめるように設計されています。

アリーナの観客席は、2階に固定席1,036席、1階に可動席1,700席あり、合計で2,736人を収容可能です。さらに、館内には中・小会議室、リハーサル室、リフレッシュルームなどの便利な施設も設けられており、様々なニーズに応えることができます。

管理運営と命名権

この施設は、公益財団法人つくば文化振興財団によって管理運営されています。2013年にはアリーナ部分の命名権がサイバーダイン社に譲渡され、「サイバーダインアリーナ」と名付けられましたが、2017年3月31日で契約が終了し、以降は「つくばカピオアリーナ」という名称に戻りました。これは、地域の特性を生かした活動をしている施設として、今でも多くの市民に親しまれています。

イベントと利用

つくばカピオは、地域のスポーツイベントや文化行事の開催地としても広く利用されています。2019年に予定されていた第19回全国障害者スポーツ大会の車いすバスケットボール競技の会場に内定していましたが、令和元年東日本台風の影響で大会自体が中止となりました。このように、災害や予期しない事態の影響を受けることもありますが、つくばカピオは地域のイベントの中心として常に利用されています。

アクセス

アクセスについては、つくばエクスプレスのつくば駅から最寄りのA3またはA4出口（つくばセンターバスターミナル）まで徒歩約5分という便利な立地です。また、駐車場も30台分用意されており、車での来場も可能です。

まとめ

つくばカピオは、地域社会における文化・スポーツの振興に貢献する多目的施設です。様々なイベントや活動が行われ、市民の交流の場として愛され続けています。来館する際は、ぜひその多彩な利用方法を体験してください。

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