どうとんぼり神座

どうとんぼり神座の魅力

どうとんぼり神座（どうとんぼりかむくら）は、大阪市北区に本社を置く株式会社理想実業が手がけるラーメンレストランです。近畿地方を中心に展開しており、大阪発祥のラーメンチェーンとしては最大の規模を誇ります。

創業とスープの秘密

この店を創業したのは、フレンチレストランのオーナーシェフだった布施正人氏です。1976年にオープンした「道頓堀店」は、わずか4坪のスペースに9席のみという小さな店舗から始まりました。その後、神座は着実に成長し、今日の地位に至りました。

同店のスープは、特にその濃厚さで多くのファンを魅了しています。スープのレシピは、「スープソムリエ」と呼ばれる資格制度を通じて厳重に管理されています。そのため、スープの材料やレシピは限られた人間、すなわち資格を持つ代表取締役や幹部社員しか把握することができません。この秘密のスープは、南京錠で施錠された隙間の小さい籠に保管されており、その全貌は謎に包まれています。

VIP CARD・BLACK CARDの特典

どうとんぼり神座では、「VIP CARD」と「BLACK CARD」という特別なカードが用意されています。これらのカードを提示すると、会員本人に加えて同行者も、食事代が特別に扱われます。具体的には、「VIP CARD」を持つ会員はラーメン類が無料、「BLACK CARD」会員はすべての飲食代が無料となります。

特に「BLACK CARD」の会員にはさらに特別な扱いがあり、通常はしない出前や店舗の貸切が可能です。出前を希望する際は、希望する場所を電話で伝えると、スタッフが厨房を借りてその場でラーメンを調理してくれます。

著名な「VIP CARD」会員には、桂きん枝や中田ボタン、月亭八方などが名を連ねており、「BLACK CARD」の会員には松本人志や千原ジュニア、田村淳といった有名人がいます。

メニューのバリエーション

神座の代表的なラーメンは、天理ラーメンに似ていますが、醤油ベースの辛口である天理ラーメンとは異なり、神座のスープは野菜の甘みを引き出す優しい味わいが特徴です。また、主力メニュー「おいしいラーメン」に加え、ご飯に変えた「おいしい雑炊」など、さまざまなメニューが提供されています。

さらに、大盛りメニューは標準サイズのほぼ倍の料金が設定されており、深夜料金も発生します。22時以降はほぼすべてのメニューが割増料金となるため、訪問する時間に注意が必要です。

店舗展開とサイドメニュー

確かな人気を誇るどうとんぼり神座は、大阪府や奈良県に多くの店舗を展開しており、ロードサイドの店舗も見受けられます。各店舗によっては、餃子や唐揚げなどのサイドメニューも豊富に用意されているため、ラーメンだけではなくさまざまな料理を楽しむことができます。

今後もどうとんぼり神座は、その特製スープとともに、京都や奈良など、新たな地域への店舗展開を進めていくことでしょう。

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