ドナイヤ

ドナイヤは、大阪府東大阪市に本社を置く、野球グラブ専門メーカーです。

概要

現在、ドナイヤは野球グラブのみを製造しており、その品質の高さからプロ・アマチュアを問わず多くの野球選手に支持されています。特徴的なのは、その製造体制です。社長である村田裕信氏が営業と全製品の検品を担い、製造・加工は硬式用グラブを鹿児島県阿久根市の工場へ、軟式用グラブをベトナムの製造会社へ委託しています。

品質へのこだわりは徹底しており、プロ用、アマチュア用、硬式用、軟式用を問わず、すべてのグラブに最高品質の革を使用しています。さらに、村田社長自らが全製品を検品することで、品質を厳しく管理しています。この体制により、大量生産は難しいものの、高品質なグラブを提供し続けています。

社名の「ドナイヤ」は、元プロ野球選手の池山隆寛氏が名付け親です。村田社長は当初、「ドリームエージェント」など複数の候補を考えていましたが、「ドナイヤ」以外の商標登録ができなかったため、最終的に「ドナイヤ」が社名として採用されました。

アドバイザリー契約選手

ドナイヤのもう一つの特徴は、アドバイザリー契約選手へのグラブ提供方法です。大手メーカーのように選手仕様の特注品を提供するのではなく、市販されている定番品を供給しています。アドバイザリー契約選手には無償で提供されますが、他のプロ野球選手には有償で供給されています。これは、ドナイヤのグラブが、プロの要求にも応えられる高い品質を備えていることの証左と言えるでしょう。

現在、以下の選手がアドバイザリー契約を結んでいます。

山田哲人（東京ヤクルトスワローズ）：2016年～
村上宗隆（東京ヤクルトスワローズ）：2024年～

ドナイヤは、少数精鋭でありながら、品質への徹底的なこだわりと、プロ選手からの信頼によって、野球グラブ業界で独自の地位を確立しています。

外部リンク

* ドナイヤ Facebook

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