『ぷよぷよ7』の概要
『ぷよぷよ7』(ぷよぷよセブン)は、
2009年7月30日に
ニンテンドーDS向けに発売された、
セガの人気パズルゲームシリーズである「ぷよぷよ」の7作目にあたります。この作品は、同年
11月26日に
PlayStation Portable版と
Wii版もリリースされ、幅広いプラットフォームで楽しめる内容となっています。
発表とプロモーション
本作は、
2009年2月から3月にかけて「Project RINGO」として
セガの公式サイトやファミ通などで徐々に情報が公開され、4月3日には正式に発表されました。プロモーションには女優の
戸田恵梨香が起用され、さらに多数のファンを魅了しました。ゲーム発売前日には、主題歌『ぷよぷよのうた』のCDが発売され、カラオケでも楽しまれるほどの人気を得ました。
また、女性アイドルグループ「
アイドリング!!!」とのコラボも実施され、PSP版と
Wii版の発売に合わせて、そのグループから生まれたユニット「ぷよぷよ
アイドリング!!!」がCD『
ラブマジック♡フィーバー』を発表しました。
ストーリーとキャラクター
『ぷよぷよ7』では、新たに登場した主人公「あんどうりんご」が、異世界のキャラクターたちとともに、様々なぷよ勝負を繰り広げる設定となっています。ストーリーは「すずらん商店街」の雲の上に「時空の歪み」が現れ、数多のぷよや過去作キャラクターたちが飛ばされてくるところから始まります。りんごは、アルルと同じ力を手に入れ、事件を解決するために奮闘します。
ゲームシステム
本作では、前作からの「ぷよぷよ」「ぷよぷよ通」「
ぷよぷよフィーバー」「なぞぷよ」のルールが再収録されただけでなく、新しいルール「だいへんしん」が導入されました。「だいへんしん」では、特定の条件を満たすことで「ちびぷよフィーバー」または「でかぷよラッシュ」のモードに突入し、戦略的な連鎖を狙えます。これにより、プレイヤーに新しい戦術を提供し、試合を一層盛り上げました。
各機種版の特長
2009年に発売されたDS版は、ワイヤレス通信機能を活かし、最大8人での対戦が可能です。また、特有の効果音も楽しめるなど、オリジナリティが感じられます。
PSP版では、アドホックモードを通じて最大4人での対戦が可能で、フルボイスの漫才デモも魅力となっています。特に「1台2人対戦」モードでは、2人で同時プレイができる楽しさがあります。
Wii版も
ニンテンドーWi-Fiコネクションに対応し、最大4人での対戦が可能です。ゲームキューブやクラシックコントローラにも対応しているため、多様な操作が可能です。
収録ルール
収録されているルールは、全て前作と同様の基本を持ちつつも、デザインや音声に変化が見られます。「だいへんしん」や「ちびぷよフィーバー」、「でかぷよラッシュ」という新ルールは、ゲームプレイの幅を広げ、戦略性を一層高める要素として機能します。
音楽とメディア展開
『ぷよぷよ7』のオリジナルのサウンドトラックは、
2009年12月に発売され、ゲームの魅力を音楽面からも引き立てています。また、
アスキー・メディアワークスからは、関連漫画も連載されており、より多くのファン層を獲得しました。
総括
このように、『ぷよぷよ7』は新旧キャラクター、豊かなストーリーライン、そして新しいゲームメカニクスを統合した作品です。確かな魅力やユニークさが詰まったゲームであり、シリーズファンや新規プレイヤー共に楽しむことができるタイトルとなっています。