りそな銀行

りそな銀行の概要

基本情報

りそな銀行（Resona Bank, Limited）は、大阪府大阪市中央区に本店を置く都市銀行であり、りそなホールディングスの傘下に位置しています。設立当初から、大阪府の指定金融機関として、地域密着型の金融サービスを提供しています。
この銀行は、旧大和銀行（野村銀行）とあさひ銀行が合併することで誕生しました。存続会社は大和銀行であり、金融機関番号やSWIFTコードもそのまま引き継がれています。
行名の「りそな」は、ラテン語の「Resona（響きわたれ）」に由来し、お客様の声に共鳴し合うことを目指しています。この理念は、りそなホールディングスのWebサイトでも示されています。

歴史的背景

旧・大和銀行は、戦前から信託業務を併営しており、りそな銀行としてもその伝統が引き継がれています。信託業務の特別措置が適用され、同銀行は日本で唯一の都市銀行として信託機能を持ち続けています。また、旧大和銀行から分かれた野村證券が設立され、同銀行は国会議員への融資を行うことで永田町とも深い関係を築いています。

現在の営業拠点

2023年3月時点で、全国に324店舗を展開していますが、他の都市銀行に比べて店舗数は控えめです。特に四国エリアは高知支店の廃止以降、無人店舗が存在しません。また、政令指定都市の中では新潟市、静岡市、岡山市などに店舗がないのが特徴です。
勤め先の大阪府大阪市中央区に本店を構え、その周辺にリーテイシュ店舗が展開されています。東京には東京営業部があり、本社は2022年に新たな場所へ移転しました。

経営統合の経緯

りそな銀行は、大和銀行とあさひ銀行の合併を通じて誕生したことで、金融機関としての基盤が強化されました。合併に先立ち、大和銀行は近畿大阪銀行及び奈良銀行とともに持株会社を設立し、各行はその傘下に位置づけられました。この過程では、あさひ銀行の営業拠点が埼玉りそな銀行に分割され、さらに大和銀行によって統合される形で、現在のりそな銀行として存続しています。

不祥事とトラブル

りそな銀行は過去に顧客情報の紛失事件や、印紙税の納税漏れが指摘されたことがあります。特に、2005年からの顧客情報紛失事件では、数十万件に及ぶ情報が失われたことが大きなニュースとなりました。また、印紙税についても複数回の納付漏れが発覚し、調査により大きな影響を受けています。

主な提供サービス

りそな銀は、総合口座など各種金融商品を提供しています。顧客のニーズに応じてリテールサービスを展開し、インターネットバンキングや、ポイントサービスなども充実しています。特に「りそなマイゲート」によるオンラインバンキングは、多くの利用者に支持されています。

まとめ

りそな銀行は、長い歴史を持つ都市銀行として、大阪を拠点に地域経済に寄与し続けています。信託業務に強みを持ちながら、デジタルバンキングを駆使して未来へと進化を続けています。地域金融機関としての役割を担いつつ、全国フルサポート体制を敷いています。

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