アイアンハイド

アイアンハイド (Ironhide)

アイアンハイドは、ハズブロとタカラ（現タカラトミー）によって生み出された「トランスフォーマー」シリーズのキャラクターです。彼は、アニメ「戦え！超ロボット生命体トランスフォーマー」の第1話から登場し、その後も多くのストーリーで重要な役割を果たしています。英語版ではピーター・カレンが声を担当し、日本語版では速水奨と平田広明がその声を担当しました。

特徴と性格

アイアンハイドは、サイバトロンの総司令官コンボイ（オプティマス・プライム）のボディーガードとしての役割を持つキャラクターです。彼の変形先はチェリーバネットであり、勇敢な警備員としての一面も持っています。日本語版では若さが強調されていますが、海外版の設定では彼がサイバトロンの中でコンボイの次に年長であることが示されています。

アイアンハイドはコンボイのすぐ側にいる副官であり、作中ではコンボイに代わって指揮を執ったこともあります。彼の武器は多岐にわたり、ビームガンやビームライフルのほか、左手からは火炎を発射し、捕縛ビームを発射する能力も持っています。また、冷凍ガスや強風を放つことができ、様々な状況に応じた攻撃が可能です。さらに、彼の背中にはジェットパックが搭載されており、飛行能力も備えています。胸部には他者の接近を察知するための機能が搭載されています。

しかし、彼の戦士としての気構えや激情的な性格が、時には彼をトラブルに巻き込むこともありました。第3話では、コンボイの制止を振り切ってデストロン軍団を追跡したものの、彼らの飛行能力に敗れ、負傷を負うこととなります。また、仲間を守るために行動する一方で、自らの失敗を悔い、戦士としての進退を考えるシーンも見られます。彼は、地球人の少女カーリーを助けるために身体を張ったり、少年スパイクをかばうなど、優しさを持ったキャラクターでもあります。

活躍とストーリー

アイアンハイドはアニメにおいて準レギュラーとして、ほぼ毎回地球を舞台にしたエピソードに登場します。『トランスフォーマー ザ・ムービー』では、仲間と共に戦う意欲を見せるものの、戦闘中に致命的なダメージを受ける結果となりました。彼は最後までメガトロンに立ち向かい、その勇敢な戦い方は見る者の心に残ります。

また、コメック版や続編シリーズにも登場するアイアンハイドは、常に忠誠心と責任感を持ち、戦士としての立ち位置を貫いています。彼の名称の由来は『鬼警部アイアンサイド』に由来しており、キャラクターの背景には深い歴史があります。彼の玩具は、最初はダイアクロン時代のものからスタートし、様々なバージョンが展開されています。特に、2007年の『トランスフォーマー アンコール』や2008年のe-hobby限定版など、多くのファンに親しまれています。

まとめ

アイアンハイドは、トランスフォーマーシリーズの中でも非常に人気の高いキャラクターで、彼の勇気や忠誠心は多くのエピソードで際立っています。彼がどのように仲間を守り、戦士として成長していくのかは、視聴者にとって魅力的な要素です。今後も、様々なシリーズやメディアでのアイアンハイドの活躍に注目が集まります。

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