アルジェニクス

アルジェニクス（argenx SE）は、自己免疫疾患と癌に対する革新的な抗体医薬品を開発する、世界を舞台に活躍するバイオテクノロジー企業です。ユーロネクスト・ブリュッセルとNASDAQに上場しており、その事業はグローバル規模で展開されています。

オランダのロッテルダムに持株会社のオフィスを構え、登記上の本店はブレダに所在します。しかしながら、その主要な事業活動はベルギー・ヘント郊外のズウェイナールデにあるオペレーションセンターを中心に行われています。グローバルな事業展開を支えるため、アメリカと日本にも現地法人を設立し、積極的な活動を展開しています。

アルジェニクス社の歴史は2008年4月に設立されたことに始まります。2014年7月には株式公開企業となり、更なる成長を遂げ、2018年6月にはBEL20（ベルギー株式市場の主要20銘柄）に名を連ねるまでに至りました。

アルジェニクス社は、数々の主要製薬企業との戦略的な提携関係を築き、その研究開発力を強化しています。デンマークの製薬企業であるレオファーマとは、炎症性皮膚疾患に対する抗体医薬品の共同開発で提携関係にあります。また、アメリカの大手製薬企業であるアッヴィとは、癌免疫療法薬候補であるARGX-115の共同開発を進めています。さらに、ジョンソン・エンド・ジョンソン傘下のヤンセンファーマとは、免疫チェックポイントCD70阻害抗体であるARGX-110の共同開発を行い、2019年からはヤンセンファーマがARGX-110の独占販売権を取得しています。これらの提携は、アルジェニクス社の医薬品開発における技術力と市場への浸透力を示す重要な要素となっています。

日本市場においても、アルジェニクス社は積極的に事業を展開しています。2019年5月には日本法人である「アルジェニクスジャパン株式会社」を東京港区に設立しました。そして2020年10月には、中外[[製薬]]と抗体エンジニアリング技術に関するライセンス契約を締結、日本市場における更なる発展の基盤を築き上げました。この契約は、アルジェニクス社の技術と中外[[製薬]]の日本市場における深い知見を組み合わせることで、日本における患者さんへの貢献を目指しています。

アルジェニクス社は、自己免疫疾患と癌に対する革新的な治療法の開発に邁進し、世界中の患者さんの生活の質の向上に貢献することを目指しています。そのグローバルな事業展開、主要企業との戦略的な提携、そして日本市場への積極的な参入は、アルジェニクス社の将来的な成長を約束する重要な要素となっています。今後も、アルジェニクス社からの更なる革新的な治療薬の開発に期待が高まります。

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