アヲハタ

アヲハタ株式会社について

概要

アヲハタ株式会社（英: AOHATA Corporation）は、広島県竹原市に本社を構える食品メーカーで、特に「アヲハタ」ブランドの缶詰やジャム製品の生産で知られています。当社は東京証券取引所のスタンダード市場にも上場しています。

自社販売ブランド

• - アヲハタ
• - ヴェルデ
• - ランプ

沿革

アヲハタ株式会社の歴史は1932年に始まります。最初は中島董商店の全額出資を受け、株式会社旗道園としてスタートしました。続いて1948年には青旗缶詰株式会社として再設立され、その後1988年にアヲハタ株式会社に商号変更しました。

1998年には広島証券取引所に上場し、2000年には東京証券取引所2部へ移行しました。2008年には販売先を中島董商店からキユーピーに変更。また、2012年にはジャム工場内に体験型施設「アヲハタジャムデッキ」がオープンしました。

2014年にはキユーピーの会社分割に伴い、パン周り商品の販売事業を引き継ぎ、アヲハタ製品を自社ブランドとして市場に展開しました。さらに2018年には中島董商店からアヲハタ商標権を譲り受け、商標権がアヲハタが持つこととなりました。

事業所

• - 本社: 広島県竹原市忠海中町1丁目1番25号
• - ジャム工場: 広島県竹原市忠海中町1丁目2番43号
• - 竹原工場: 広島県竹原市竹原町1678-13
• - 東北工場: 山形県北村山郡大石田町大字鷹巣484-1
• - 営業部: 東京都渋谷区渋谷1丁目4番13号 渋谷董友ビル

子会社

• - レインボー食品株式会社: 100%出資
• - テクノエイド株式会社: 100%出資
• - 杭州碧幟食品有限公司: 100%出資
• - Santiago Agrisupply SpA: 100%出資

「アヲハタ」のルーツ

「アヲハタ」のブランドは、中島董商店の創業者である中島董一郎の経験から生まれました。彼はイギリス滞在中にケンブリッジとオックスフォード大学のボートレースのフェアプレーに感銘を受け、帰国後の1918年に「アオハタ」の商標を登録しました。その後、1928年にバランスを考慮して「アヲハタ」へ商標を改訂しました。

また、1918年の登録時に青、緑、赤、黄色の旗のマークを用いて、缶詰の品質を明確に区別しました。特級品には青旗、1級品には緑旗、2級品には赤旗が付けられ、正直さを重視する中島の信念が反映されています。

長い間中島董商店がアヲハタの商標権を保有していましたが、2018年12月3日にアヲハタへ譲渡されました。これにより、アヲハタはそのブランド遺産を引き継ぎ、さらなる発展を目指しています。

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