アールビバン

アールビバン株式会社について

アールビバン株式会社（ART VIVANT CO.,LTD.）は、東京都品川区に本社を置き、絵画や美術工芸品の販売を行う企業です。東京証券取引所のスタンダード市場に上場しており、フランス語で「絵のある生活」を意味する社名には、アートを通じて豊かな生活を提案するという想いが込められています。ただし、セゾン美術館に併設されていた美術書専門書店「アール・ヴィヴァン」とは無関係です。

事業内容

アールビバンは、版画をはじめ油彩画、水彩画、彫刻、ガラス工芸品、アート雑貨、デジタルモバイルコンテンツなど、多岐にわたる商品を取り扱っています。特にアーティストの展示会を開催し、作品の発見や育成、プロデュースに力を入れています。販売に関しては、自社で契約、仕入れから額装、納品、さらにはアフターサービスまでを一貫して管理するシステムを採用しており、高い品質を維持しています。また、出版事業部のメディエイションでは、隔月雑誌『E☆2』を刊行し、アートの知識や情報を発信しています。

取り扱い作家

アールビバンは多くの著名なアーティストの作品を扱っています。クリスチャン・ラッセンや天野喜孝、笹倉鉄平など、日本国内外で名の知れた作家との契約があり、彼らの作品を展示・販売しています。クリスチャン・ラッセンは海をテーマにした作品で知られるアメリカ人画家であり、天野喜孝はゲームやアニメーションのキャラクターデザインで著名な日本の画家です。その他にも、デビッド・ウィラードソンやカーク・レイナート、シム・シメールといったアーティストが名を連ねています。

沿革

アールビバンは1984年に設立され、版画の催事販売を始めました。1985年にはアメリカでの新作家開発活動を開始し、翌年には直営ギャラリー「ビバン・ド・パリ銀座」をオープンしました。その後も多くのアーティストとの販売契約を結び、1996年には株式を店頭公開。2000年には「ジャパン アート エキスポ」を開催し、アートの普及にも努めました。

2010年には工業の発展に寄与すべく、e・ジュネックスを吸収し、出版・モバイル事業の展開を図りました。そして、アートの力を利用して多くのプロジェクトを立ち上げています。

近年では、ディズニーキャラクターアートセレクトショップの展開や、特別顧客優待展JIFを開催するなど、さらなるアートプロモーション活動を進めています。

子会社と関連情報

アールビバンには関連会社として株式会社ダブルラックやTSCホリスティック株式会社があります。また、2015年にはバラエティー番組で取り上げられるなど、幅広いメディア露出をしています。アートは多様な形で私たちの生活に溶け込んでおり、アールビバンはその中心的な役割を果たし続けています。

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