イロドリヒムラ

『イロドリヒムラ』の概要

『イロドリヒムラ』は、2012年10月から12月にかけてTBSのドラマNEO枠で放送されたオリジナルのテレビドラマです。主演はお笑いコンビ・バナナマンの日村勇紀で、オムニバス形式で毎回全く異なるキャストとストーリーが展開される点が特徴となっています。タイトルの「イロドリ」には、主役の日村が毎回新たな共演者やスタッフに彩られることが含意されています。

ドラマの特徴

本作は、一話完結型のストーリーが繰り広げられ、毎回異なる作家や監督が関わることによって、バラエティ豊かな作品に仕上げられています。そして、主演の日村勇紀がさまざまなキャラクターを演じることで、視聴者は彼の多才ぶりを楽しむことができました。各エピソードのあらすじはそれぞれユニークであり、日村が演じるキャラクターも多彩です。以下に各話の概要を紹介します。

各エピソードの概要

1. 第1話「小さな恋の物語」
結婚講座に参加した大崎タケオが、美容院へ行く勇気を持つまでの小さな恋模様を描く。日村が演じるタケオは、一歩踏み出そうと奮闘します。

2. 第2話「Thunderbird」
幼少期から続く運の悪さに苦しむCGアーティストの村田哲。その彼が隣人との交流を通じて、運命を受け入れる姿が描かれます。

3. 第3話「美しすぎる奇才の風景」
フランス生まれの映画監督、ラース日村に密着するドキュメンタリー風のストーリー。彼の独創的な感性を引き立てる内容です。

4. 第4話「海辺の犬」
引きこもりの小説家が、誤解から新しい編集者の小林サブローと出会うことで変わり始める心の葛藤を描く物語。

5. 第5話「鎖国ガール」
過去のトラウマから恋愛に消極的な歩夢が、新人アルバイトとの出会いを通じて成長していく姿に焦点を当てています。

6. 第6話「脳内彼女」
お笑い芸人の竹下が、彼女を公表したことで生じるシュールな展開が繰り広げられます。彼女の存在が真実なのかどうかが鍵に。

7. 第7話「張込み」
連続強盗事件を追い、田舎町で展開される捜査劇。日村が演じる刑事の奮闘が描かれ、緊張感あるストーリーが展開します。

8. 第8話「才能がない」
かつて注目を浴びたバンドが今や危機に。フロントマンの決断が未来にどう影響するのか、彼の葛藤が描かれます。

9. 第9話「日村大岩」
日本の伝統芸能を再現した番組の一環として、日村勇紀の過去の業績を振り返る内容。彼の魅力的な演技が再評価されます。

10. 最終話「価値観」
会えない彼氏に対するフラストレーションから始まる物語。彼女の感情が揺さぶられる瞬間が描かれており、視聴者の共感を呼びました。

制作スタッフ

全エピソードに共通して、チーフプロデューサーには杉山剛や十二竜也が名を連ね、監督や脚本も多様な顔ぶれが揃いました。また、主題歌は「ザ・クロマニヨンズ」による「燃えあがる情熱」で、この作品の世界観を一層引き立てています。

『イロドリヒムラ』は、毎回異なるテーマに挑戦し、視聴者を楽しませる魅力的なドラマシリーズでした。

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