イーグル工業

イーグル工業株式会社について

イーグル工業株式会社（Eagle Industry Co., Ltd.）は、東京都港区に本社を構える、日本を代表する機械部品メーカーです。主に自動車、建設機械、船舶、航空機、石油精製・石油化学プラントなど多岐にわたる業界向けに、メカニカルシールや特殊バルブといった製品を製造・販売しています。特にメカニカルシールにおいては、国内市場でのシェアは70%に達しており、自動車用シールではトップの地位を誇ります。

会社の歴史

イーグル工業の歴史は、1956年にさかのぼります。当初は日本オイルシールとして、ゴム系のオイルシールの開発から始まりました。1964年には日本シールオールを設立し、1978年に現在の社名に変更しました。以来、同社はメカニカルシールの大手メーカーとして成長を遂げ、多様な製品ラインを持つようになりました。

主要な事業・製品

同社の事業は大きく分けて、次の5つのセグメントに分類されます。
1. 自動車・建設機械業界向け事業：エンジンやカーエアコンに使用されるメカニカルシールやバルブが中心で、世界シェアはウォーターポンプ用シールで65%、コントロールバルブで70%、リップシールでは90%に上ります。
2. 一般産業機械業界向け事業：大型コンプレッサーやプロセスポンプのメカニカルシール、発電機用のガスタービンや蒸気タービン向けにも製品を供給しています。
3. 半導体業界向け事業：半導体製造装置に使われる磁性流体シールやOリング、ロータリージョイント等を提供しています。
4. 舶用業界向け事業：小型漁船から大型客船まで様々な海舶用シール装置を製造し、特に海上輸送に欠かせない製品を提供しています。
5. 航空宇宙業界向け事業：液体ロケットのターボポンプ用や航空エンジン用のメカニカルシールを生産し、国産ロケットや国際宇宙ステーション向け部品を納入しています。

グローバル展開

イーグル工業は国内の拠点だけでなく、国際的にも展開を進めています。タイ、インドネシア、韓国、中国、アメリカ、ヨーロッパなどに拠点を持ち、各地域のニーズに応える製品を提供しています。

最近の動向

2022年には東京証券取引所のプライム市場に移行したことが注目されています。このステップは、企業としての透明性や成長可能性を一層高めることを目指しています。さらに、エンジニアリングや aerospace 事業においても、新たな展開を模索しています。

まとめ

イーグル工業株式会社は、その技術力と製品群を駆使し、各種産業において重要な役割を果たしています。将来的にも、その革新性と国際的な展開により、さらなる成長が期待される企業です。

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