エンジェルロード

エンジェルロード：瀬戸内海の奇跡の散歩道

香川県小豆郡土庄町に位置するエンジェルロードは、潮の満ち引きによって姿を現す、全長約500メートルの砂州です。その神秘的な姿から「天使の散歩道」とも呼ばれ、多くの観光客を魅了しています。

現れる奇跡の道

小豆島の前島から沖合いの余島へと続くこの道は、干潮時にのみ姿を現すタイダルアイランド。一日二度、海が退くわずかな時間だけ、砂の道が姿を現し、人々をその神秘的な光景へと誘います。潮が満ちてくると再び海中に没してしまうため、訪れる際には潮見表を確認し、干潮時に訪れることをお勧めします。

恋人の聖地、縁結びの道

エンジェルロードは、美しい景観だけでなく、ロマンチックな伝説も秘めています。「道の真ん中で手をつないだ恋人たちは結ばれる」という口コミから、恋人たちの聖地、縁結びのスポットとして知られるようになりました。小豆島の観光パンフレットにも掲載され、多くのカップルが訪れる人気の観光地となっています。

絶景と観光の拠点

エンジェルロードは、瀬戸内海の多島美と四国・屋島を一望できる絶好のロケーションに位置しています。周辺にはホテルなどの宿泊施設も多く、観光の拠点としても最適です。かつては潮干狩り場として利用されていましたが、近年ではその美しい景観とロマンチックな伝説から、観光客を惹きつける魅力的なスポットへと変貌を遂げました。

アクセスと周辺情報

エンジェルロードへのアクセスは、土庄港から小豆島オリーブバスを利用するのが便利です。高松港、岡山港、宇野港、姫路港など、複数の港からフェリーで小豆島へアクセスできます。周辺には、西光寺、小豆島尾崎放哉記念館、迷路のまち、土渕海峡（世界一狭い海峡）など、多くの観光スポットがあります。

余島へのアクセスと注意点

エンジェルロードの先にある余島は、日本郵便から交通困難地に指定されています。エンジェルロードは、大余島の手前までしか歩くことができません。大余島全体は、神戸YMCAが所有する土地（YMCA余島野外活動センター）となっているためです。

過去の騒動と解決

2017年6月中旬には、中余島の土地所有者と土庄町との間でトラブルが発生し、中余島への立ち入り禁止看板が設置されました。土地の賃料や安全対策などを巡る争議でしたが、同年8月には土庄町側の安全対策の強化を条件に合意に至り、看板は撤去されました。

エンジェルロードの魅力

エンジェルロードは、自然の神秘とロマンが融合した、他に類を見ない観光スポットです。干潮時にしか現れない奇跡の道、美しい瀬戸内海の景色、そして恋人たちの聖地としてのロマンチックな伝説。これらの魅力が相まって、多くの観光客を魅了し続けています。小豆島を訪れる際には、ぜひエンジェルロードを訪れて、その神秘的な魅力を体験してみてください。

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