オーラス

麻雀におけるオーラスとは

麻雀におけるオーラスとは、半荘戦における南4局、または東風戦における東4局のことを指します。これは、その対局における最後の1局であり、勝敗が決まる重要な局面です。

語源

オーラスの語源は、英語の「All Last（オールラスト）」から来ています。これは「全ての終わり」という意味を持つ和製英語です。オーラスの前の局は「ラス前」と呼ばれます。

オーラスの終了条件

基本的にオーラスが終了すると対局も終了し、「ラスト」と呼ばれます。しかし、流局や連荘のルールによっては、オーラスが「最後の1局」にならない場合もあります。その際は、オーラス1本場、2本場…と続きます。

オーラスにおける戦略

オーラスでは、各プレイヤーの点数状況によって戦略が大きく変わります。トップを狙うプレイヤーは積極的にアガリを目指し、下位のプレイヤーは順位を上げるためにリスクを冒すこともあります。また、トップのプレイヤーは、他プレイヤーのアガリを阻止するために守備に徹することもあります。

オーラスにおけるアガリ

オーラスで大きな手をアガり、逆転してトップで対局を終えることを、公営競技の用語から「まくり」と言います。これは非常にエキサイティングな展開であり、麻雀の醍醐味の一つです。

一方、オーラスで最下位が確定するようなアガリをしてしまうことを「アガラス」または「ラス確」と言います。これは避けたい状況であり、慎重なプレイが求められます。

転じた意味

麻雀用語であるオーラスは、転じて「物事の最後」全般を指す言葉としても広く使われています。例えば、公演やコンサートの最終日（千秋楽）、リーグ戦の最終戦、クイズの最終問題など、様々な場面で用いられます。

麻雀のオーラスは、単なる最終局というだけでなく、戦略、心理、運が複雑に絡み合う、非常に奥深い局面です。そして、その意味は麻雀の世界を飛び出し、広く一般社会にも浸透しています。

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