カノアラウレアーズ福岡

カノアラウレアーズ福岡

カノアラウレアーズ福岡（KANOA Laulea's Fukuoka）は福岡県福智町に本拠地を置く女子バレーボールチームです。2024-25シーズンからはV.LEAGUE WOMENに所属し、さらなる活躍が期待されています。

概要

カノアラウレアーズ福岡は2018年に設立された一般社団法人カノアスポーツ振興会が運営しています。チーム名の「カノア」はハワイ語で「自由」、「ラウレア」は「幸福」を意味しており、バレーボールを通じて多くの人に感動を与えることを目指しています。また、福岡県田川郡福智町を拠点とし、周辺の田川市、行橋市、直方市、飯塚市、糸田町、宮若市、嘉麻市、香春町ともフレンドリータウン協定を結んでいます。公式マスコットキャラクター「カノ福」とともに地域密着型のチーム運営をしています。

歴史

2018年に設立されたこのチームは、福岡県バレーボール協会の支援を受けてV.LEAGUEへの参入を目指しました。当初『福岡春日シーキャッツ』としてスタートし、春日市をホームタウンに選びました。初代監督にはアトランタ五輪ビーチバレー日本代表の高尾和行が就任し、まずはチームの基盤を固めるための活動を開始しました。発足から3ヶ月で全日本6人制クラブカップ女子選手権では準優勝を果たしましたが、2020年に新型コロナウイルスの影響を受け、チームは厳しい状況に直面します。

2020年6月、元パナソニックパンサーズの森田亜貴斗が新監督に就任し、地元出身の松浦麻琴がコーチを務めることとなりました。しかし、大きな苦境に立たされ、スポンサーの減少や運営資金の枯渇が続きました。その結果、2021年4月にはチーム名を「KANOA福岡」と改名し、新たな出発を図りました。森裕介が球団本部長に就いたのは2021年7月で、フレンドリータウン協定を締結するなど運営体制を強化しましたが、V.LEAGUE参入には至りませんでした。

2022年に入ると、福智町を新たなホームタウンとし、チーム名を「カノアラウレアーズ福岡」に変更しました。この改名は、チームの目指す方向性を新たに表現するものとして位置づけられています。

2022年10月にはV.LEAGUEのS3ライセンスを取得し、2023-24シーズンでのV.LEAGUE参入が決定しました。初のVリーグ参戦となる同シーズンでは、8勝7敗の成績を収め、リーグ3位に輝く結果を残しています。

成績

カノアラウレアーズ福岡は、V.LEAGUE DIVISION3 WOMENでの優勝はまだ果たしていませんが、全国6人制バレーボールリーグ総合男女優勝大会での西部決勝リーグ優勝1回、全日本6人制クラブカップ女子選手権での準優勝が2回記録されています。これらの成果はチームの成長とともに、今後のさらなる飛躍を期待させるものです。

今後もカノアラウレアーズは、地域とともに成長し、競技力を高めてまいります。

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