コンバットロン

コンバットロン（Combaticons）

コンバットロンは、トランスフォーマーシリーズにおける架空の軍事部隊で、デストロンに所属しています。アニメ『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』で初めて登場し、以降多くの関連作品に登場しています。本部隊は、そのメンバー全員の名前が攻撃的な意味合いを持つ用語で構成されているのが大きな特徴です。

概要

コンバットロンは、旧日本軍やアメリカ軍の兵器を基に、メガトロンが特別に加工したトランスフォーマーたちで構成されています。彼らは個々の犯罪者としての過去を持っているため、手柄を自慢し合ったり、時には内輪もめをすることもあります。そのため、チームワークはあまり良くありませんが、リーダーであるオンスロートからは厚い信頼を寄せられています。全員が合体することで、強力な合体兵士「ブルーティカス」となり、さらなる戦闘力を発揮します。

ブルーティカスはその威厳を持ちながらも、そのAIレベルは比較的低めで、合体時にはメンバーの意志を統一して真の力を引き出すことに成功しています。

メンバー

コンバットロンは次の5名から構成されています。

1. 攻撃参謀オンスロート（Onslaught）
リーダーであるオンスロートは、大型ガントラックに変形します。彼はキャノン砲やミサイルを駆使して戦います。

2. 宇宙兵ブレストオフ（Blast Off）
ブレストオフは、茶色と紫のスペースシャトルに変形します。自身の武器であるアイオニックブラスターを愛用し、空からの攻撃を好むキャラクターです。

3. 偵察兵ボルター（Vortex）
戦闘ヘリコプターに変形するボルターは、敵を尋問した後、必ず破壊してしまう冷酷さを持ち合わせています。

4. 狙撃兵ブロウル（Brawl）
戦車に変形するブロウルは、力強い攻撃が得意です。彼は時に武器として電子銃を使用します。

5. 補給兵スィンドル（Swindle）
ジープに変形するスィンドルは、武器商人の性格を持ち、経済的な発言をする場面が多く見受けられます。

これらのメンバーは、ブルーティカスとして合体する際も、各々の特性を活かした役割を担います。

アニメでの登場

アニメ版での初登場エピソードは、第46話「突撃エアーボット」とされ、彼らのバックストーリーは第53話「スタースクリーム軍団」で詳述されています。また、『トランスフォーマー テレフォン』では、彼らがスクランブルシティ攻撃のために生み出された兵士たちであることが示されています。

玩具化

コンバットロンは玩具としても展開されており、最初はD-64からD-68のナンバーを与えられ、合体時のブルーティカスはD-69として販売されました。数々のバリエーションが存在する中で、合体やカタパルト射出ギミックなど、玩具としての魅力も強化されています。2000年代以降も様々なバリエーションが販売され、特に日本では特別なバージョンが発売されることが多いです。

その他の出現

コンバットロンは、さまざまな作品に登場しており、例えばOVA『スクランブルシティ発動編』やテレビシリーズ『位置　面白さは2倍』でも彼らの活躍が描かれています。また、実写映画版にも関連キャラクターが存在するなど、シリーズを超えた人気を誇っています。

結論

コンバットロンはトランスフォーマーシリーズの中で、非常にユニークなキャラクターたちで構成される軍事部隊であり、その合体システムと個性豊かなメンバーが多くのファンに親しまれています。彼らのストーリーやデザインは、トランスフォーマーの魅力を一層引き立てる存在となっています。

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