ゴロン族

ゴロン族（Goron）

ゴロン族は、任天堂が手がける人気ゲーム『ゼルダの伝説』シリーズに登場する架空の種族です。彼らは後頭部から背中にかけて硬い岩のような肌を持つ亜人で、体を丸めて転がる特異な移動方法を取ることが特徴です。また、一般的な人間よりも大柄で、体全体が黄色がかっており、時にはボディペイントを施した姿も見られます。彼らは多くの場合、衣服を身に着けず、ふんどしのような装飾が見られることが一般的です。

性格は温厚であり、他の種族と親しみやすい関係を築いています。彼らは会話の際に、特に大人は「ゴロ」、子供の場合は「コロ」を語尾に付けることが多く、その独特な言語スタイルが印象的です。ゴロン族は主に火山地帯に集落を形成し、岩を食べて生活しています。岩には等級があり、特定の場所で採掘される「ロース岩」などは特に上質なものとされています。

ゴロン族は、1998年に発売された『ゼルダの伝説 時のオカリナ』以降、多くのシリーズ作品に登場してきました。彼らの起源は『ゼルダの伝説 スカイウォードソード』の時代にまで遡り、そこから1万年以上の時を経ても大きな変化を遂げることなく、種として存在し続けています。

登場作品と環境

ゴロン族は、様々な作品で異なる地域に住んでいます。

• - 時のオカリナでは、デスマウンテンにあるゴロンシティに住み、食糧の岩を採掘する洞窟があり、その道が閉ざされたり、仲間が敵に襲われる困難に直面します。
• - ムジュラの仮面では、タルミナの北部にあるスノーヘッドに生息し、極寒の吹雪に覆われた集落を形成しています。
• - ふしぎの木の実 大地の章におけるゴロン山では、ゴロン族の間でダンスやミニゲームが流行している様子が描かれています。
• - トワイライトプリンセスでは、デスマウンテンで相撲を好む集落があり、特に族長が怪物化してしまう悲劇が起こります。

一方で、ゴロン族は見た目が似ているキャラクターもおり、例えば『神々のトライフォース2』のキャラクター「ロッソ」はゴロンと似た体型をしていますが、実際には人間です。

主要なゴロン族キャラクター

ゴロン族には数多くの魅力的なキャラクターが登場します。

• - ダルニア：『時のオカリナ』に登場し、ゴロン族の族長である彼は、伝説的な英雄として知られています。
• - チュウゴロンとダイゴロン：二人は異なる場面で巨体を持つ鍛冶職人として登場し、それぞれ重要な武器を作ります。
• - ダルマーニ3世：『ムジュラの仮面』に登場する英雄で、死後も同胞を守るために尽くします。
• - ブルドー：『ブレス オブ ザ ワイルド』の族長で、地域の守り神とされる神獣と闘っています。

ゴロン族は、そのユニークな設定や個性的なキャラクターを通じて、多くのファンに愛されている種族です。彼らの存在は、ゼルダの世界に欠かせない要素となっています。

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