ゴールドタワー

ゴールドタワー：香川県宇多津町のシンボルタワー

ゴールドタワーは、香川県綾歌郡宇多津町にそびえ立つ、高さ158m（展望台127m）のタワーです。そのユニークな外観と歴史、そして近年のリニューアルによって、地域住民や観光客から愛される存在となっています。

変遷に富む歴史

ゴールドタワーは、1988年3月18日にオープンしました。当初はユニ・チャームが所有し、同社の子会社であるゴールドタワー株式会社が運営していました。しかし、2001年には一度閉鎖、その後再開と閉鎖を繰り返しました。2004年8月1日、味匠グループの株式会社味匠がタワーを借り受け、「プレイパークゴールドタワー」としてリニューアルオープンしました。ボウリング場や遊園地などの複合施設「プレイパーク」の中核施設として、タワーへの入場とプレイパーク全体の利用をセットにした料金体系を採用するなど、多くの来場者を集めました。

2007年には味匠がタワーを買い取りましたが、2018年6月1日、事業譲渡に伴い、株式会社さぬきが運営を引き継ぎました。ゴールドタワー株式会社は2005年3月28日に清算結了しています。

印象的な外観とライトアップ

ゴールドタワーの最大の特徴は、6917枚ものゴールドハーフミラーで覆われた外観です。遠くから見ると高層ビルのように見えますが、実際には中間層は鉄骨構造となっています。夜間にはライトアップされ、翌日の天気を反映した色が灯ります。雨の日は青、晴天の日は黄色に輝く様子は、周辺の景観を一層美しく彩ります。

2020年リニューアルと『ソラキン』

2020年3月、33周年を迎えたゴールドタワーは再びリニューアルされました。今回の目玉は、ミラーボーラーがプロデュースした天空のアクアリウム『ソラキン』です。金魚たちが泳ぐ幻想的な空間は、新たな観光名所として注目を集めています。リニューアルに伴い、料金体系も変更され、『ソラキン』への入場はプレイパークとは別に、大人1200円、小人800円となりました。また、営業時間が延長され、定休日も廃止されました。

アクセスと周辺情報

ゴールドタワーへのアクセスは、JR予讃線宇多津駅が最寄駅です。かつては、タワー駐車場にドライブインシアター「スターダスト」が存在していましたが、1994年に閉鎖されました。現在では、近隣にイオンシネマ宇多津など、様々な施設があります。

利用料金と営業時間

リニューアル前のプレイパーク時代には、タワー入場料金は時間課金制でしたが、現在は時間無制限の定額制となっています。プレイパークとタワーを組み合わせた様々な料金プランが用意されていました。現在の『ソラキン』の入場料金は大人1200円、小人800円です。営業時間は、土日祝日は22時まで延長されています。

作品への登場

小説『楠芽吹は勇者である』では、ゴールドタワーが改造され、主人公たちの活動拠点として登場しています。

まとめ

ゴールドタワーは、その歴史、外観、そしてリニューアルによって生み出された魅力的な空間が融合した、香川県宇多津町の象徴的なランドマークです。独特の雰囲気と、天空のアクアリウム『ソラキン』は、多くの来場者に忘れられない思い出を提供し続けています。

もう一度検索