ザ・キャビンカンパニー

ザ・キャビンカンパニー

ザ・キャビンカンパニーは、絵本作家でありアーティストの夫婦ユニットで、阿部健太朗（あべけんたろう）さんと吉岡紗希（よしおかさき）さんがそのメンバーです。彼らはともに1989年に大分県で生まれ、大分大学教育福祉科学部を卒業されています。2009年にユニットを結成し、夫婦でのクリエイティブな活動を開始しました。

アトリエと制作活動

彼らは大分県由布市にある廃校となった小学校をアトリエとして使用し、絵本、絵画、立体造形といった様々なアート作品を制作しています。この特異な環境は、彼らのアートに新しい視点とインスピレーションをもたらしています。さまざまな素材を取り入れ、創造的な作品づくりを続けています。

受賞歴

ザ・キャビンカンパニーは、そのユニークな作品により数々の賞を受賞しています。2013年には、『ボンボとヤージュ -あついあつい島の冒険-』で第7回日本童画大賞準優秀賞を受賞。さらに2015年には、デビュー作『だいおういかのいかたろう』（鈴木出版）が第20回日本絵本賞読者賞を受賞しました。続く2018年にも、『しんごうきピコリ』（あかね書房）が第23回日本絵本賞読者賞を受賞しています。

展示活動とメディア展開

2015年には、JR九州のスタンプラリー企画「ブンゴ・アート・トレジャー」に参加し、アート作品の普及活動にも力を入れています。また、2021年に大分県立美術館とJR大分駅が共同で開催した『OPAM at Platform of Oita Station』では、元喫煙スペースに作品『キメラブネ』が展示され、SNSで話題を呼びました。

加えて、音楽や舞台芸術の分野にも活動を広げ、あいみょんのツアーパンフレットや、山田うんによる公演『オバケッタ』の舞台美術も手掛けています。

近年の受賞

2023年には、『がっこうにまにあわない』（あかね書房）で第28回日本絵本賞を受賞し、第4回「親子で読んでほしい絵本大賞」も獲得。同年、彼らの作品は多くの批評家と読者から認められています。さらに2024年には、『ゆうやけにとけていく』（小学館）が第29回日本絵本賞大賞および第71回産経児童出版文化賞産経新聞社賞を受賞する予定です。

主な作品

ザ・キャビンカンパニーの活動を支える作品群は多岐にわたります。以下は、一部の代表作です：

• - 『だいおういかのいかたろう』 - 2014年 鈴木出版
• - 『よるです』 - 2014年 偕成社
• - 『ほこほこのがっこう』 - 2015年 小学館
• - 『ハテナはかせのへんてこいきものずかん』 - 2015年 偕成社
• - 『しんごうきピコリ』
• - 『がっこうにまにあわない』

多様なテーマと表現が特徴の彼らの作品からは、温かみやユーモアが溢れています。彼らの創作活動は、視覚的な楽しさだけでなく、教育や子供たちへのメッセージ性をも持っており、親子で楽しめる絵本が揃います。

公式リンク

ザ・キャビンカンパニーの公式サイトやSNSでも最新情報や作品が紹介されています。以下のリンクからご覧になれます：

• - 公式サイト]
• - [X（旧Twitter）
• - Facebook
• - Instagram

彼らの活動は今後も多くの人々に楽しみとインスピレーションを提供していくことでしょう。

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