シシーニョ

シシーニョ（Cicinho）のプロフィール


シシーニョ、本名シセロ・ジョアン・ヂ・セーザレ（Cícero João de Cézare）は、1980年6月24日にブラジル・サンパウロ州プラドポリスで生まれた元サッカー選手です。現役時代のポジションはディフェンダーで、主に右サイドバックとして知られていました。彼はブラジル代表としても活躍し、国際舞台でその名を広めました。

クラブキャリア


シシーニョのサッカーキャリアは、ボタフォゴFRで始まりました。次にアトレチコ・ミネイロでの経験を経て、サンパウロFCに移籍した際に彼の才能が輝き始めました。この時期、彼はブラジル代表に初めて選出され、特に2005年のFIFAコンフェデレーションズカップでは重要な役割を果たし、優勝に貢献しました。

2005年12月、シシーニョはスペインのレアル・マドリードに移籍が決まり、2006年1月から正式にその一員となりました。移籍早々にミチェル・サルガドが負傷したことで、右サイドバックのポジションを得ることができましたが、守備においては時折脆さを見せ、これが後の彼のキャリアに影響を与えました。

レアル・マドリード時代、怪我が重なり、セルヒオ・ラモスが代役として右サイドバックを務めることになりました。そのため、シシーニョは出場機会が減り、2010年にはクラブに対して批判的なコメントを措いています。彼によると、ブラジル人選手の立場は悪化し、特にラウルやロベルト・カルロス、ロナウドがチームを去った後、彼の立場が不安定になったとのことです。

2007年にはASローマに移籍し、そこで守備力に課題を持ちながらも攻撃的なプレースタイルに順応し、ルチアーノ・スパレッティ監督の信頼を得て一定のレギュラーの地位を確保しました。しかし、マルコ・カッセッティを完全には超えることができず、後に古巣のサンパウロにレンタル移籍し、再びビジャレアルCFへのレンタルを経て、母国のスポルチ・レシフェに活躍の場を移しました。

その後、スィヴァススポルに加入し、2018年に膝の怪我を理由に現役引退を発表しました。自身のアルコール依存症を2016年に告白し、2022年のインタビューでも治療を続けていることを語っており、彼の人生はサッカー以外にもさまざまな試練があったことを示しています。

代表経歴


シシーニョは、サンパウロFCでの実績が評価され、2005年4月27日のグアテマラ戦でブラジル代表としてデビューを果たしました。特にFIFAコンフェデレーションズカップ2005では全5試合に出場し、ブラジルの優勝に貢献しました。また、ドイツワールドカップではカフーの控えとして出場し、日本戦ではアシストを記録しました。しかし、その後の負傷が影響し、マイコンやダニエウ・アウヴェスといった新しい才能が台頭する中で、代表での地位を失いました。

所属クラブ


  • - ボタフォゴFC: 1999-2000
  • - アトレチコ・ミネイロ: 2001-2003
- (ボタフォゴFRへローン移籍: 2001-2002)
- (サンパウロFCへローン移籍: 2010)
- (ビジャレアルCFへローン移籍: 2011)
  • - スポルチ・レシフェ: 2012-2013
  • - スィヴァススポル: 2013-2016
  • - ブラジリエンセFC: 2017-2018

タイトル


代表


クラブ


個人


  • - 南米年間ベストイレブン: 2004, 2005

シシーニョのキャリアは多くの輝かしい瞬間とともに、さまざまな課題も含まれており、彼のサッカー人生は一つのストーリーとして多くのファンに記憶されています。

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