シナジーマーケティング

シナジーマーケティング株式会社の概要

シナジーマーケティング株式会社は、大阪市北区に本社を構え、クラウドCRM関連の製品やサービスを提供している企業です。代表取締役を務める田代正雄氏のもと、同社は戦略構築支援も行っており、顧客のニーズに応じたコンプライアンスを考慮したマーケティング施策を提案しています。

沿革

1997年の設立当初は、合資会社デジタルネットワークサービス（DNS）という名前で始まりました。その後、2000年に株式会社インフォキャストへと改組され、同年、楽天株式会社に売却されました。メールマーケティングシステムの開発に特化するために、インデックスデジタル株式会社が設立されることになります。

2004年にはプライバシーマークを取得し、大阪市北区へ本社を移転しました。2005年には純粋持株会社として四次元グループを設立し、さらに東京支社を開設することで拡大を図ります。2006年には株式会社オプトと共同出資のもと、新たにインターネット広告の企画販売会社を設立し、インデックスデジタル株式会社を吸収合併、社名をシナジーマーケティング株式会社に変更しました。

2007年11月には、大阪証券取引所ヘラクレス（現・JASDAQ）に上場し、企業としての知名度を一気に高めました。2008年4月には株式会社四次元データを吸収合併し、テクマトリックス株式会社との業務提携を実現しました。これにより、システムインテグレーション（SI）事業にも進出しました。

重要な提携と成長

2010年には、株式会社ペンシルとの協業、そして米国セールスフォース・ドットコムとのパートナーシップを築きました。これにより、商品の開発と共にサービスの幅を広げました。2011年には、「Synergy!LEAD on force.com」というセールスフォースと連動したマーケティングシステムの提供を開始し、このサービスにより国内外での競争力を強化しています。さらに、2013年にはセールスフォース・ドットコムとVAR契約を締結しました。

同年1月には子会社SMIA Corporationも設立し、国際的な展開にも力を入れ始めました。2014年にはヤフー株式会社が株式公開買付けを行い、94.54%の株式を取得することで親会社となりましたが、2019年には創業者の谷井等が全株式を買い戻し、取締役会長として経営に復帰します。

提供サービス

シナジーマーケティングが提供する主なサービスには、CRM関連製品及びサービスの企画・ソフト開発が含まれます。具体的には、コミュニケーションプラットフォーム「Synergy!」やカスタマーファネル構築ツール「Synergy!LEAD」、さらに社会知データベース「iNSIGHTBOX」や広告運用ツール「AD2」など、多様なサービスを顧客に提供しています。また、CRM戦略構築支援や各種CRM業務の代行も手がけており、企業の成長を強力にサポートしています。

受賞歴とまとめ

シナジーマーケティング株式会社は、2007年および2008年にASP・SaaS・ICTアウトソーシングアワードを受賞するなど、業界内での評価も高いです。関西IT活用企業百撰では優秀賞を受け取るなど、信頼できる企業としての地位を確立しています。多くの提携企業との強固な関係を築きながら、さらなる成長を目指しています。

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