シークエンスはやとも

シークエンスはやとも：霊視芸人からマルチタレントへ

シークエンスはやとも（1991年生まれ）は、日本の男性お笑い芸人であり、YouTuber、作家、コラムニストとして多方面で活躍するマルチタレントです。幼少期から霊を見ることができ、その独特の経験を活かした活動が注目を集めています。本名は高橋駿等。吉本興業東京本社所属で、東京NSC20期生。愛称は「はやとも」です。

波乱万丈の経歴：霊能力とエンターテイメント

東京都渋谷区で生まれたはやともは、幼少期に衝撃的な出来事を経験します。小学3年生の時、殺人現場を目撃し、殺害された男性の霊と長期間生活を共にすることになったのです。この経験は、彼のその後の人生に大きな影響を与えました。

中学時代は生徒会、高校時代はラグビー部に所属。二松學舍大学文学部国文学科映像メディア専攻を卒業し、中学高校の国語教員免許を取得しています。大学時代には、霊視能力を一部の友人には打ち明けていたそうです。

大学卒業後、2014年にNSC東京校に入学。コンビを結成するも解散を経験し、ピン芸人として活動を開始しました。当初は霊視能力を隠していましたが、あるオーディションライブで能力が明らかになり、霊視芸人としての活動が本格的に始まります。

その後、火災による自宅全焼、事故物件での居住など、数々の困難を経験しながらも、芸人、YouTuberとして着実にキャリアを築き上げます。2017年にはYouTubeチャンネル「心霊調査ビッグサマー」に参加、2019年には自身のYouTubeチャンネルを開設。さらに、作家としても活動を開始し、自身の体験に基づいた書籍を複数出版しています。

多彩な活動：YouTube、書籍、メディア出演

はやともは、YouTubeチャンネル「シークエンスはやともチャンネル〜1人で見えるもん。」を中心に、心霊系動画を精力的に配信。他のYouTubeチャンネルへの参加や、自身で「怨路地チャンネル」「ウォーリーズジャパン」といったチャンネルも開設し、多様なコンテンツを提供しています。

また、テレビ番組への出演も多数。数々のバラエティ番組や特番に出演し、霊視能力を生かした企画で話題を集めています。ラジオ番組への出演や、書籍の執筆、コラムの連載など、活動の幅はますます広がっています。

彼の著書には、『ヤバい生き霊』『霊が教える幸せな生き方』『トナリの怪談』『近づいてはいけない いい人 - 一億総サイコパス社会の歩き方 - 』などがあり、いずれも多くの読者を魅了しています。さらに、2023年には八木勇生氏との共著『「憑き物」のトリセツ』も出版されました。

個人と家族：結婚、子供、そして父親の死

私生活では結婚し、子供にも恵まれています。しかし、2023年には父親であるシークエンスPAPAともを亡くすという悲しみも経験しました。

芸風と人物像：霊視能力とエンターテイメント性の融合

はやともは、自身の霊体験や周囲から聞いた怪談をベースにした怪談芸で知られています。霊視能力を用いて、相談者の状況をiPadにイラストで描き「生き霊チェック」を行うのが得意です。また、新旧両方のドラえもんのモノマネも得意としています。

彼は、霊視能力という特殊な才能を持ちながらも、それをエンターテイメントとして昇華させ、多くの人々に楽しさと驚きを与え続けています。その活動は、霊の世界への興味関心を高めるだけでなく、人生における様々な問題への洞察をもたらすものです。

受賞歴と今後の活躍

彼の活動は高い評価を受けており、『怪談最恐戦』、『T-1グランプリ』、『シンジラレナイハナシ』などで好成績を残しています。

これからも、彼の多様な才能と霊視能力を活かした活動に注目が集まることでしょう。お笑い芸人、YouTuber、作家、コラムニストとして、そして一人の父親として、彼が今後どのような活躍を見せてくれるのか、期待が高まります。

もう一度検索