ジャストコーズ3

ジャストコーズ3（Just Cause 3）

『ジャストコーズ3』は、スウェーデンのアバランチスタジオによって開発され、スクウェア・エニックスから2016年にリリースされたオープンワールド型のアクションアドベンチャーゲームです。日本国内では2016年1月21日に発売されました。

概要

本作は、ジャストコーズシリーズの三作目として位置付けられています。オープンワールド形式を採用し、これまでのシリーズの魅力を引き継ぎつつ、PlayStation 4|PlayStation_4およびXbox One向けには初の登場となります。プレイヤーは主人公リコ・ロドリゲスとなり、故郷である地中海の架空の島国メディチ共和国を独裁者ディラベロ将軍から解放するための冒険を繰り広げます。

日本語版では、ゲーム内で日本語音声と英語音声の切り替えが可能であり、日本向けのパッケージには両言語が含まれています。

ストーリー

美しいメディチ共和国は、独裁者ディラベロが支配する危機的な状況に置かれています。ディラベロは、メディチに存在する希少物質「バベリウム」を手中に収め、さらなる権力を掌握しようとしています。彼は、大統領を暗殺した後にクーデターを起こし、軍事政権を樹立しました。さらに彼の野望は、世界征服へと続いていきます。

そんな中、メディチに生まれ育ったマリオ・フリーゴは、ディラベロの圧政に対抗する反政府運動を展開しています。しかし、彼の活動は小規模であり、効果を上げられずにいました。そこで、マリオは古くからの友人でCIAエージェントのリコ・ロドリゲスを呼び寄せ、協力を求めます。リコは政府軍の拠点を破壊し、政府の支配力を削ぐ戦略を練り上げます。「オレが破壊し、あんたが立て直す」という二人の言葉が、物語の展開を象徴しています。

システム

ゲームのプレイには、多種多様な武器や軍用車両を駆使し、メディチ共和国に点在するディラベロの支配下にある軍事基地や町を奪還し、解放していくことが求められます。解放対象には、燃料タンクなどの『カオスオブジェクト』が存在し、全てを破壊しなければならず、これがプレイヤーの任務となります。各区画を解放していく中で、ミッションもクリアする必要があり、全体の進行を促す課題が設けられています。

一定の進度があるごとに「チャレンジ」と呼ばれるミニゲームが発生し、良い成績を収めることで新たな「ギア」が獲得可能です。このギアを利用して、リコのアクションの幅を広げる「ギアMOD」を入手することができます。特定の条件を満たさなければ入手できないものもあり、プレイヤーは戦略を駆使して進行する楽しさを味わえます。

プレイスタイルとユニークな要素

前作から引き継がれる様々なアクションに加え、本作では新たに「ウィングスーツ」が装備されており、高速滑空が可能になりました。また、グラップリングフックやパラシュートなどのアクションを駆使することで、陸、海、空を縦横無尽に移動する自由度が増しています。これにより、戦略的に敵を攻略し、より多彩なゲームプレイが実現されています。

登場キャラクター

リコ・ロドリゲスは、シリーズの英雄であり、CIAエージェントとして活動しています。彼はメキシコ生まれで、母の故郷メディチ共和国の解放に尽力します。マリオ・フリーゴは、彼の古くからの友人で、リコを国内に呼び寄せた反政府活動の指導者です。また、ディラベロはメディチを支配する冷酷な独裁者として、プレイヤーにとっての強大な敵となります。

環境とデザイン

メディチ共和国は、美しい島国として描かれ、独特の風景を背景に繰り広げられるドラマがプレイヤーを惹きつけます。アバランチスタジオは、ゲームの世界観を作り上げるために、地中海地域の実地調査を行い、そのリアルなイメージをゲーム内に反映させています。プレイヤーは美しい環境を探索しつつ、独裁者との激しい戦いに挑むことになります。

まとめ

『ジャストコーズ3』は、リコ・ロドリゲスとして自由を求め、仲間と共にメディチ共和国を独裁者から解放するアクション満載のゲームです。破壊の自由度が高く、プレイヤーは充実した冒険を楽しむことができるでしょう。

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