『ジョジョの奇妙な
百人一首』は、
荒木飛呂彦氏による人気漫画『
ジョジョの奇妙な冒険』の作中に登場する数々の名セリフを、
百人一首の形式に仕立てた
カードゲーム、およびその商品名です。
概要
この
カードゲームは、読み札100枚と取り札100枚の計200枚で構成されています。さらに、ジョジョファンとして知られる
ケンドーコバヤシ氏が句を朗読したCDが付属しているのが特徴です。百種類の句は全て原作のセリフから厳選されており、上の句の札には原作のイラストがカラーで印刷されています。また、付属の「
百人一首のしおり」には、各句の詳細な解説が記載されており、作品の世界観をより深く楽しむことができます。
商品展開
第1弾
第1弾は、1部から3部のセリフで構成されています。
バンダイの公式通販サイト「B★SHOP」でのみ完全予約販売が行われ、
2007年11月18日から
2008年1月15日までの期間限定で予約を受け付けました。価格は6,300円で、予約特典として
ケンドーコバヤシ氏による上の句のみの朗詠CDが付属しました。これは「競技用」とされています。また、
2008年9月13日には、
バンダイ本社にて「ジョジョの奇妙な
百人一首大会」が開催され、第2弾の予約者が対象となりました。
第2弾(ドゥーエ)
第2弾は、4部から6部のセリフで構成されています。
2008年8月11日から
10月7日まで、
カードダスショップにて予約を受け付けました。こちらも前作同様、予約特典として「競技用CD」が付属しています。
世界(ザ・ワールド)
総集編として発売された「世界(ザ・ワールド)」は、1部から7部のセリフから厳選して構成されています。
2010年6月1日から
8月2日まで予約を受け付けた限定受注生産品です。この商品には「競技用CD」に加え、読み札全文を朗詠した「観賞用CD」、第1弾と第2弾の200首を収録したパソコン専用の「
百人一首対戦ゲームCD」が付属しています。さらに、『
スティール・ボール・ラン』に登場する「鉄球」をモチーフとした手首筋力強化グッズも同梱されており、豪華な内容となっています。
エピソード
セリフの選定にあたっては、100種に絞り込むための会議が何度も行われました。最終的に140種まで絞られた時点で、朗詠者の
ケンドーコバヤシ氏にアドバイスを求めたというエピソードがあります。また、使用用途は未公開ですが、
ケンドーコバヤシ氏の「ジョジョ立ち」の撮影が行われたことも明かされています。公式サイトでは、
2008年1月12日からミニゲームがプレイできるようになりましたが、このミニゲームに使用されている句は、選考に漏れてしまった名台詞であることが語られています。
『ジョジョの奇妙な
百人一首』は、単なる
カードゲームとしてだけでなく、ファンにとっては作品への愛着を深めるコレクターズアイテムとしても価値のある商品と言えるでしょう。