ジョン・ラッツェンバーガー

ジョン・ラッツェンバーガー：ピクサー作品を彩る名優

ジョン・デッツォ・ラッツェンバーガー（John Dezso Ratzenberger、1947年4月6日 - ）は、アメリカ合衆国出身の俳優、そして声優として、その才能を発揮し続けています。特に、ピクサー・アニメーション・スタジオ制作の長編アニメーション映画においては、1995年の『トイ・ストーリー』から2020年の『ソウルフル・ワールド』に至るまで、全ての作品に出演するという偉業を成し遂げています。

現在、彼はロンドンに拠点を置いて活動しており、その国際的な活躍も注目されています。

ピクサー作品における「幸運のお守り」

ジョン・ラセターやジョナス・リベラといったピクサー映画の製作陣は、ラッツェンバーガーのことを「幸運のお守り」と評しています。これは、彼の声優としての才能だけでなく、その人柄や存在がピクサー作品に良い影響を与えていることを示唆しています。2006年公開の映画『カーズ』では、エンディングで彼を題材にしたパロディ映画が上映されるなど、その存在感は際立っています。

日本語吹替版では、主に声優の立木文彦が彼の声を担当しており、おなじみの声として親しまれています。

多彩な出演作品

ラッツェンバーガーは、ピクサー作品以外にも数多くの映画やテレビシリーズに出演しています。

映画
遠すぎた橋 (1977)
アトランティス7つの海底都市 (1978)
スーパーマン (1978)
スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲|スター・ウォーズ エピソード5_帝国の逆襲 (1980) - ブレン・ダーリン少尉
ガンジー (1982)

テレビシリーズ
チアーズ (1982-1993) - クリフ・クラヴィン

アニメ映画（ピクサー作品）
トイ・ストーリー (1995) - ハム
バグズ・ライフ (1998) - P.T.フリー
モンスターズ・インク (2001) - イエティ
ファインディング・ニモ (2003) - ムーンフィッシュ
Mr.インクレディブル (2004) - アンダーマイナー
カーズ (2006) - マック、ハム、イエティ、P.T.フリー
レミーのおいしいレストラン (2007) - ムスタファ
ウォーリー (2008) - ジョン
カールじいさんの空飛ぶ家 (2009) - トム
トイ・ストーリー3 (2010) - ハム
メリダとおそろしの森 (2012) - ゴードン
モンスターズ・ユニバーシティ (2013) - イエティ
インサイド・ヘッド (2015) - フリッツ
アーロと少年 (2015) - アール
ファインディング・ドリー (2016) - ビル
リメンバー・ミー (2017) - フアン・ハノキョーセー
インクレディブル・ファミリー (2018) - アンダーマイナー
トイ・ストーリー4 (2019) - ハム
2分の1の魔法 (2020) - フェンウィック
ソウルフル・ワールド (2020) - 地下鉄の乗客
* インサイド・ヘッド2 (2024) - フリッツ

これらの作品からもわかるように、ラッツェンバーガーは、アニメーション作品だけでなく、実写映画やテレビシリーズでもその才能を発揮し、幅広いジャンルで活躍しています。

まとめ

ジョン・ラッツェンバーガーは、ピクサー作品における「幸運のお守り」としてだけでなく、映画、テレビ、ゲームなど、様々なメディアでその才能を発揮する、多才な俳優、声優です。彼の今後の活躍にも、目が離せません。

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