ジョン・レジェンド

ジョン・レジェンド（John Legend）

ジョン・レジェンドは1978年12月28日にオハイオ州スプリングフィールドで生まれた、アメリカ合衆国の著名なR&B、ソウル歌手、ソングライター、そしてピアニストです。彼は音楽だけでなく、幅広い才能を持つアーティストとして知られています。

幼少期と教育

レジェンドは幼少期からクラシックピアノやゴスペル音楽に触れ、教会の合唱団で歌うことでその才能を養いました。学生時代は非常に優秀で、人気者だった彼は高校で生徒会長を務め、卒業式では式辞を朗読しました。また、プロムキングとしても選ばれました。16歳で高校を卒業後、ペンシルベニア大学に進学し、英語と英文学を専攻しました。大学ではアカペラグループ「ペン・カウンターパーツ」に参加し、音楽の道をさらに深く掘り下げます。

音楽キャリアの始まり

大学卒業後、レジェンドはボストン・コンサルティング・グループに就職したものの、音楽の夢を追い続けました。彼はメジャーデビュー前に、ジョン・ステファンズ名義でいくつかのライブ音源をリリースし、R&Bアーティストとしてのキャリアを築いていきます。その後、ブラック・アイド・ピーズのツアーに同行し、他の多くの著名アーティスト（ローリン・ヒル、アリシア・キーズ、ジャネット・ジャクソン、メアリー・J・ブライジなど）のアルバムにも参加しました。

カニエ・ウェストとの出会い

カニエ・ウェストとの出会いは、大学時代にジョンの同級生であるカニエの従兄弟を通じて実現しました。この出会いが、彼の音楽キャリアにおいて重要なターニングポイントとなります。

受賞歴

ジョン・レジェンドは、2006年に開催された第48回グラミー賞で、BEST R&B ALBUM、BEST MALE VOCAL PERFORMANCE、BEST NEW ARTISTの3部門を受賞し、その実力を証明しました。また、「オール・オブ・ミー」はビルボード・ミュージック・アワード2015で最優秀楽曲賞にノミネートされるなど、多くのヒット曲を生み出しています。

2006年には、CHEMISTRYのシングル「遠影 feat. John Legend」にも客演として参加しましたが、録音のために対面はしませんでした。

レジェンドはさらに、2016年に公開された映画『ラ・ラ・ランド』に出演し、主人公と共演するミュージシャンを演じました。この作品は大ヒットし、彼の名声は一層高まりました。

家族

ジョン・レジェンドのプライベートでは、モデルのクリッシー・テイゲンと結婚しています。彼らは2006年に「ステレオ」のミュージックビデオ制作で出会い、2013年に結婚しました。同年にリリースされたアルバム「ラブ・イン・ザ・フューチャー」に収録された楽曲「オール・オブ・ミー」は、彼女への愛を表現したものです。二人は2人の子どもをもうけ、家庭も大切にしています。

日本公演

ジョン・レジェンドは日本でも定期的に公演を行っており、2007年、2008年、2013年、2014年、2018年の各年にわたってライブを行いました。特に、2013年のサマーソニックでは多くのファンを魅了しました。

まとめ

ジョン・レジェンドはその才能と魅力で多くの人々に影響を与え続けています。数々の音楽賞を受賞し、様々なアーティストとのコラボレーションを通じて、音楽界での地位を確立しています。音楽のみならず、彼の公私にわたる活躍も注目されており、今後のさらなる活躍が期待されます。

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