スティーブ・ザック

スティーブ・ザック：世界を舞台に活躍するセンター

スティーブ・ザックは、1992年12月10日生まれのアメリカ合衆国出身のプロバスケットボール選手です。現在は、日本のBリーグの長崎ヴェルカに所属し、センターとして活躍しています。

生い立ちと大学時代

ペンシルベニア州で生まれ育ったザックは、レッドランド高校時代から頭角を現しました。高校4年時には平均15得点、10リバウンドという素晴らしい成績を残し、チームを地区決勝、州トーナメントのエリート8へと導きました。

その後、ラサール大学に進学。4年間で123試合に出場し、ブロック数で歴代2位、出場試合数で歴代6位、リバウンド数で歴代7位という輝かしい記録を打ち立てました。大学時代には、アトランティック10オールディフェンシブチームにも選出されるなど、その才能を遺憾なく発揮しました。

プロキャリア：世界を巡る旅

2015年のNBAドラフトでは指名されませんでしたが、サマーリーグでフィラデルフィア・セブンティシクサーズに参加。その後、ラトビア、ブルガリア、ポーランド、イスラエルなど、ヨーロッパ各地のリーグでプレーしました。

ラトビアリーグでは、Liepājas Lauvasでリーグ最高のリバウンダーに輝き、ブルガリアリーグではPBCルクオイル・アカデミックでリーグチャンピオンシップを獲得しました。ポーランドリーグのトレフル・ソポトでは、安定した活躍を見せ、イスラエルリーグのハポエル・ベエル・シェバでは2019-20シーズンにリーグトップリバウンダーの称号を獲得しました。

ザックの活躍は多岐に渡ります。イスラエルリーグでは、ハポエル・テルアビブ戦でキャリアハイとなる21リバウンドを記録するなど、リバウンド力に定評があります。また、ブルガリアリーグでは、FIBAヨーロッパカップの週間トップパフォーマーに選出されるなど、その活躍は国際的にも高く評価されています。

その後、トルコのペトキム・スポル、スペインのサンパブロ・ブルゴス、再びイスラエルのハポエル・ホロンでプレーし、2022年には日本へ。秋田ノーザンハピネッツに入団しました。そして2024年、長崎ヴェルカに移籍。サポートコーチとしてチームに貢献していましたが、シーズン途中で選手のジェハイブ・フロイドが契約解除となったことに伴い、選手として登録されました。

まとめ

ザックは、高校時代から卓越した能力を発揮し、大学を経て世界各国のリーグで活躍を続ける、実力派センターです。高いリバウンド力と安定したプレーでチームに貢献し続け、今後の活躍にも期待が高まります。彼のキャリアは、才能と努力で世界を舞台に戦い続ける選手の軌跡を示しています。

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