スピーディア

株式会社スピーディア：東北地方を支えるISP事業者

株式会社スピーディアは、宮城県仙台市に本社を置くIT企業です。同社は、ITコンサルティングやプロモーション事業を展開する傍ら、ISP（インターネットサービスプロバイダ）事業において大きな存在感を示しています。

創業から現在まで：着実な成長と事業拡大

1999年の個人事業主としてのスタートから、2001年には株式会社スピーディアとして独立、その後、着実に事業を拡大してきました。当初はレンタルサーバーやシステム開発、ウェブサイト制作を手掛けていましたが、2002年にはISP向け総合ネットワーク事業に本格的に進出しました。

他社ISP事業の継承：地域インターネット環境の維持・発展に貢献

スピーディアの大きな特徴の一つは、他社から譲渡されたISP事業を数多く引き継いで運営している点です。2004年には、ウェブステーションやまがたから『DeWA-Web』、ファンクリエイトから『本荘インターネット』といったISP事業の譲渡を受け、その後も複数の企業からISP事業を譲受、吸収合併を繰り返すことで、サービス提供エリアと顧客基盤を拡大してきました。この積極的な事業承継は、既存顧客へのサービス継続を保証するだけでなく、地域インターネット環境の維持・発展にも大きく貢献しています。譲渡された主なISPサービスには、『JEYNETインターネット』『N-NET』『NetPro Internet』『BStream』『TINet』『インコムオンライン』『アレイズネット24』『シーネットアイ』『R-NAC』『バリューネット』『東北インターネットサービス』などがあり、これらを通して東北地方を中心に幅広い顧客層にサービスを提供しています。2023年には中国電力グループのエネルギア・コミュニケーションズより『do!up』の譲渡も予定されています。

多様なサービスと顧客ニーズへの対応

自社ブランドのISPサービス「SPEEDIA INTERNET SERVICE（SIS）」に加え、譲渡された多様なISPサービスを運営することで、スピーディアは幅広い顧客ニーズに対応できる体制を整えています。学生向けサービス「キャリアン」の提供も開始しており、顧客層の多様化にも成功しています。

今後の展望

スピーディアは、これまで培ってきた技術力と経験、そして積極的な事業展開によって、東北地方における主要なISP事業者として、地域社会の発展に貢献し続けています。今後、更なる事業拡大やサービス拡充が期待される、成長著しい企業です。

沿革（詳細）

1999年12月：代表取締役並里武裕氏が個人事業主として、レンタルサーバー、システム受託開発、ウェブサイト制作を開始。
2000年4月：（資）ジャパンインターネットサービス（JIS）設立。
2001年4月：（有）スピーディア設立。
2002年12月：ISP向け総合ネットワーク事業本格展開。
2003年1月：三井物産本店より出向社員を受け入れ、全国展開開始。
2004年1月：ウェブステーションやまがたより『DeWA-Web』譲渡を受ける。
2004年12月：ファンクリエイトより『本荘インターネット』譲渡を受ける。
2005年4月：ジェイネットエンジニアリングサービスより『JEYNETインターネット』譲渡を受ける。
2005年9月：エヌネットより『N-NET』譲渡を受ける。
2006年3月：大学生向けISP『キャリアン』開始。
2006年6月：ネットプロより『NetPro Internet』譲渡を受ける。
2006年10月：東北インフォメーション・システムズより『BStream』『TINet』譲受。
2007年7月：インシスコムより『インコムオンライン』『アレイズネット24』譲渡を受ける。
2008年5月：十和より『シーネットアイ』譲渡を受ける。
2008年7月頃：東北地域経済開発研究所より『R-NAC』譲渡を受ける。
2017年8月：ネットバリューを吸収合併し、『バリューネット』運営開始。
2021年3月：コトーノより『東北インターネットサービス』譲渡を受ける。
2023年6月（予定）：エネルギア・コミュニケーションズより『do!up』譲渡を受ける。

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