スモールワールズ

ミニチュアミュージアム スモールワールズ

ミニチュアミュージアム スモールワールズ（SMALL WORLDS Miniature Museum）は、東京都江東区有明に位置する、魅力的な1/80スケールのミニチュアテーマパークです。この施設は、2020年6月11日にオープンしました。

概要

スモールワールズの約7,000m²のスペースは、有明テニスの森公園近くの物流倉庫を改装して作られました。開館予定日であった2020年4月25日は、新型コロナウイルスの影響で延期され、感染症対策を講じた上で6月に正式にオープンしました。このプロジェクトは1970年代に東京ディズニーランドの誘致を手がけた堀貞一郎による企画書をもとに2009年にスタートし、2016年に運営会社が設立されました。

施設内には最新のIoT、AR、AI技術が活用されており、日本アニメの人気キャラクターをテーマにした展示が展開されています。ジオラマ作成には関水金属やグッドスマイルカンパニー、著名なジオラマ作家が参加し、アニメ『マクロス』シリーズで知られる河森正治がチーフクリエイターとして関わっています。国内外での拡大計画もあり、スモールワールズTOKYOに新しい展示が追加されるたび、既存のミニチュアが新たな拠点に移される予定です。

沖縄県豊見城市のiias沖縄豊崎内にスモールワールズOKINAWAがオープン予定であったものの、コロナの影響で遅れている状況です。2023年3月には「見つけに行くミュージアム」というコンセプトでリニューアルし、名前も変更されました。

施設情報

スモールワールズは、江東区有明1−3−33の有明物流センター内に位置し、最寄の駅はゆりかもめの有明テニスの森駅から徒歩3分、りんかい線の国際展示場駅から徒歩9分です。館内は1階がエントランスとチケット売り場、ショップ、1/80スケールのミニチュア世界への入口があり、2階にはレストラン「WHITE ART」、3階には展示スペースと工房があります。展示スペースは6つのエリアに分かれており、15分で一日24時間を体験できるような照明の演出が施されています。

主な展示エリア

1. 関西国際空港：大型滑走路とターミナルビルが再現され、実際の空港で利用されるソファを置いたラウンジが併設されています。
2. 世界の街：1900年代の産業革命を踏まえた5つの国の街並みが、スチームパンクやファンタジーの雰囲気で表現されています。
3. 宇宙センター：1960年代のアポロ計画の宇宙センターが再現され、未来の宇宙空港も登場。
4. 美少女戦士セーラームーン：1990年代の舞台と未来の都市が融合したエリアです。
5. エヴァンゲリオン格納庫：有名なエヴァンゲリオンが登場する地下格納庫や都市の変形が体験できます。

体験プログラム

施設では、来場者の全身を3Dスキャニングしてデジタルフィギュアを作成し、AR体験としてミニチュア世界で遊ぶ仕組みがあります。また、実物のフィギュア制作を注文することも可能です。住民権を申し込むことで、自身のフィギュアを特定のエリアに置いて楽しむことができ、メタバース化の構想も進められています。

おわりに

ミニチュアミュージアム スモールワールズでは、これからも新しい体験や拡張が期待されており、訪れる人々に独自の空間を提供し続けています。教育プログラムやコラボ企画も充実しており、多世代にわたる楽しみ方を提案しています。

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