スーパーロボット大戦D

『スーパーロボット大戦D』の概要



『スーパーロボット大戦D』は、バンプレストが手がけるシミュレーションRPGで、ゲームボーイアドバンス向けにリリースされたスーパーロボット大戦シリーズの第4作目です。ゲームは、SDキャラクターとして表現されたロボットたちが登場するクロスオーバー式のストーリーが魅力的です。

この作品は、以前のタイトル『第2次スーパーロボット大戦OG』以降のサブシリーズでもある「スーパーロボット大戦OG系列」に基づいた世界観で、様々なロボット作品のキャラクターたちが共演します。

あらすじ



物語は、早乙女博士による事件で世界が荒廃してから13年後が舞台となっています。南極の古代遺跡「ファブラ・フォレース」を調査していた研究者フェリオ・ラドクリフとその子供たち、ジョッシュとリムは、次元の扉から出現した異次元侵略者「ルイーナ」との対峙を余儀なくされます。地球は謎の黒いフィールドで覆われ、隔絶の状態に陥ります。

その時、宇宙ではネオ・ジオンのアクシズ落下作戦が進行中でしたが、地球の「消滅」によって事態は混乱へと陥ります。これにより、様々な勢力が各々の目的を果たすための同盟を結び戦いに赴くことになります。

ジョッシュとリムは、事故の際に異次元へ飛ばされ、他の勢力によって保護されます。彼らは、父であるフェリオに呼ばれたルイーナの出現の原因を明らかにするために力を届けることになります。

登場作品



本作に登場するのは、様々なアニメや漫画から派生したロボットたちです。以下は主要作品のリストです：

ゲームシステムと特徴



本作は、前作『R』のシステムを引き継ぎつつも、携帯機の特性を活かした装備やシステムを取り入れています。例えば、どこでもセーブや会話の巻き戻し機能などが加えられており、プレイヤーの利便性が向上しています。

さらに、ミニゲームシステム「ツメスパロボ」が新たに搭載され、スパロボのルールを用いた詰め将棋的なゲームプレイが楽しめるようになっています。他にも、「フル改造ボーナス」や「コンボ」、ボーナスポイントシステムが強化され、さらに多彩な戦術が展開可能です。

キャラクター紹介



物語には個性的なキャラクターたちが登場し、物語が進む中で彼らの物語が深まっていきます。例えば、男主人公のジョッシュは、複雑な家庭の事情を抱える18歳の青年で、彼の義妹リムとは二人三脚で冒険を繰り広げます。リムは多重人格的な設定を持ち、その独自の人格との格闘も物語の重要な要素です。

そして、彼らの父フェリオは南極遺跡の研究を行いながら、事件の原因となった人物でもあり、物語には強い影響を与えます。彼を取り巻く環境や人間関係が、ストーリーにさらなる奥行きをもたらしています。

総括



『スーパーロボット大戦D』は、壮大なストーリー、魅力的なキャラクター、そして緻密に練られたシステムが組み合わさった、ファンにはたまらない作品です。このゲームが提供する多彩な戦略的バトルや、愛着のわくキャラクターたちとの絆は、ゲームを通じて新たな体験をもたらしてくれることでしょう。

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