スーパーロボット大戦R

スーパーロボット大戦R

『スーパーロボット大戦R』は、バンプレストが開発したシミュレーションRPGで、ゲームボーイアドバンス向けにリリースされました。この作品は、クロスオーバーをテーマにした「スーパーロボット大戦シリーズ」の一部であり、全37話、51ステージが収められています。キャッチコピーは「新世代、覚醒せよ。」

概要

本作の最大の特徴は、1990年代の多くのロボットアニメが参加している点です。特に、ガンダム、マジンガー、ゲッターロボシリーズが重要な役割を果たしています。特に、ゲッターロボシリーズはこれまでのテレビアニメ版からOVA版に焦点を当てた初めての作品です。

また、ストーリーはタイムトラベルをテーマにしており、原作では生き残るキャラクターも死亡する展開が含まれています。この歴史の改変により、『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』のブライト・ノアや『劇場版 機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-』のホシノ・ルリといったキャラクターの運命が変わることが描かれています。

あらすじ

物語は、月面基地で新型機「エクサランス」のテストを行っている主人公のラージ、ミズホらが、謎の敵「デュミナス」に襲撃され、連邦軍の艦「ラー・カイラム」と「ナデシコB」に助けられるところから始まります。彼らは成り行きで共闘することになりますが、さらにデュミナスの攻撃により、エクサランスの「時流エンジン」が暴走し、彼らは5年前の時代に飛ばされてしまいます。

参戦作品

本作には、さまざまなロボット作品が参戦しています。代表的な作品としては、

• - GEAR戦士電童（★初参戦）
• - 機動戦艦ナデシコ
• - 劇場版 機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-（★初参戦）
• - 機動戦士Λガンダム
• - 無敵鋼人ダイターン3などがあります。

さらに、オリジナルキャラクターや機体も登場します。たとえば、『劇場版 機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-』に登場しないダイゴウジ・ガイ専用のスーパーエステバリスがその一例です。

システム

『スーパーロボット大戦R』は、いくつかの新しいシステムが導入されています。精神コマンドの「愛」が強力な攻撃コマンドに変更されたほか、戦闘デモや会話デモのスキップ機能も追加され、使いやすさが向上しました。特に、援護システムが強化され、プレイヤーがユニットの優先順位や武器を詳細に設定できるようになりました。さらに、「撃ち落とし」や強化パーツの仕様変更など、新しいプレイスタイルが可能となっています。

マルチエンディング

本作では、選択した主人公の性別や物語の進行により、複数のエンディングが用意されています。これにより、プレイヤーは異なるルートを選択することで、さまざまな結末を楽しむことができます。

開発・スタッフ

本作のプロデューサーには菊池博、寺田貴信、森住惣一郎が名を連ねており、シナリオは一二三四郎が担当しました。オリジナルキャラクターやロボットデザインには、白川紋子や大輪充が関わっています。

このように『スーパーロボット大戦R』は、過去の名作ロボットアニメに新たな物語を加える魅力的な作品として、多くのファンに支持されています。

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