セントラル愛知交響楽団

セントラル愛知交響楽団のご紹介

公益社団法人セントラル愛知交響楽団（セントラルあいちこうきょうがくだん、Central Aichi Symphony Orchestra）は、名古屋市を拠点に活動するプロフェッショナルなオーケストラです。この楽団は、愛知県名古屋市中区に位置する三井住友海上しらかわホールを主な演奏会場としており、年間約7回の定期演奏会を開催しています。また、愛知県岩倉市の総合体育文化センターや三重県四日市市文化会館でも年に1回の演奏会を実施するなど、地域に密着した音楽活動を展開しています。さらには、毎年東京での公演も行い、幅広い観客に向けて演奏の機会を提供しています。この団体は日本オーケストラ連盟の正会員でもあり、国内オーケストラの一員として重要な役割を果たしています。

歴史の歩み

セントラル愛知交響楽団の歴史は、1983年に始まります。当初は「ナゴヤシティ管弦楽団」として設立されたこの楽団は、中部地方で2番目となるプロオーケストラでした。池田氏が発足させ、芸術顧問には小松一彦、常任指揮者には古谷誠一を迎えました。

その後、1996年からはしらかわホールの協賛を受け、同ホールを拠点に活動を強化。1997年には「セントラル愛知交響楽団」という名称に変更されました。各時代において、指揮者や音楽監督が変遷しながら楽団の充実が図られ、2004年には小松長生が音楽監督に就任。その後、2009年には名誉指揮者に昇格しました。2014年からはレオシュ・スワロフスキーが音楽監督を務め、名誉音楽監督としてもその後の活動に貢献しています。2021年には愛知県より公益社団法人としての認定を受け、法人化されることとなりました。

歴代指揮者

セントラル愛知交響楽団は、数々の著名な指揮者を迎えてきました。松尾葉子は1999年から2004年まで常任指揮者を務め、その後首席客演指揮者となりました。また、小松長生が2004年から音楽監督としての役割を果たし、名誉指揮者となったのは2009年のことです。さらに、古谷誠一は同楽団の正指揮者として貢献し、齊藤一郎が2009年から2014年まで常任指揮者を務めました。現在、指揮者の角田鋼亮は、2019年から常任指揮者として活動しており、2024年からは音楽監督に就任予定です。

受賞歴と演奏会

セントラル愛知交響楽団は、数多くの受賞歴を誇っており、1995年には第10回パチンコ大衆文化賞を受賞。さらに、次年度には愛知県芸術文化選奨文化賞、2005年には名古屋市芸術奨励賞を受けています。このように、実力が評価される機会も多く、地域の文化活動においての重要な役割を担っています。

定期演奏会は三井住友海上しらかわホールで開催されることが多く、年間7回の演奏が行われます。また、四日市市文化会館と岩倉市総合体育文化センターでもそれぞれ年1回の定期演奏会を実施しており、様々な地域でコンサートを展開しています。音楽を通じて地域社会とつながり、多くの人々に感動を提供しているセントラル愛知交響楽団。これからもその活動に注目が集まることでしょう。

もう一度検索