ゼルダコレクション

ゼルダコレクションの概要



2004年3月18日、任天堂から配布された『ゼルダコレクション』（英題: The Legend of Zelda: Collector's Edition）は、ゲームキューブ用の特別なソフトです。このソフトは、人気ゲーム『ゼルダの伝説』シリーズの過去に発売された作品を一つのディスクにまとめたもので、略称として「ゼルコレ」とも呼ばれています。このソフトは一般的な販売は行われず、クラブニンテンドーの景品として、500ポイントと交換する形で入手可能でした。また、発売初期の期間（2004年3月18日から4月30日）には、『ゼルダの伝説 4つの剣+』のシリアルナンバーを用いると、150ポイントでの交換キャンペーンも実施されました。

収録コンテンツ



『ゼルダコレクション』には、以下のタイトルが収録されています。

これらの作品は、当時のゲームとしての魅力を再び体験できる内容であり、特にファンにとっては貴重なコレクションとなっています。

グラフィックと操作性



収録されたNINTENDO64の作品は、ゲームキューブの高解像度に合わせて画質が向上しています。一方で、『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面』はアメリカ版がベースであるため、中断セーブ機能が備わっていますが、時折フリーズする不具合も報告されています。そのため、プレイヤーは多少の不便を感じることがあったかもしれません。

ただし、これらの作品は基本的には元の状態で移植されており、ゲームキューブ用に特別な調整はされていません。このため、一部のタイトルではGCコントローラーとの相性が良くないものも存在します。特に、N64版のボタン表示はGCコントローラーの配色に置き換わっている点にも注目が必要です。たとえば、Aボタンは青から緑に変更され、Bボタンは緑から赤へと変化しています。

サウンドと体験



『ゼルダの伝説』は、ディスクシステム版を元にしているため、PWM音源による独特のサウンドが一定程度再現されています。ただし、完全な再現はされていないため、原作とは若干異なる聴き応えとなっています。このような特性も、ファンにとっては nostalgiaを掻き立てる要因となっています。

まとめ



この『ゼルダコレクション』は、ゼルダの伝説シリーズを愛するプレイヤーにとって、非常に価値のあるコレクションソフトといえるでしょう。多くの名前作が収録されており、過去の名作を新たな形で楽しむことができる貴重な機会です。コレクションとしての役割を果たしながらも、ゲームプレイとしての楽しさを提供している作品です。しかし、交換の受付は2004年8月に終了しているため、入手が難しくなっている点も注意が必要です。

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