ソ・ジソブ

ソ・ジソブ：俳優、歌手、そして人間

ソ・ジソブ（소지섭、So Ji-seob、1977年11月4日生まれ）は、韓国を代表する俳優であり、多才なエンターテイナーとして知られています。彼のキャリアは、モデルから始まり、数々のドラマや映画で主演を務め、その演技力と魅力で多くのファンを魅了してきました。

生い立ちとキャリアの始まり

ソ・ジソブはソウルで生まれ、幼少期は水泳選手として活躍しました。全国大会で入賞するほどの腕前を持ち、国家代表候補にも選ばれています。しかし、1995年にアパレルメーカーのモデルとして芸能界デビュー。1996年にはドラマ『男女6人恋物語』で俳優としてのキャリアをスタートさせました。

俳優としての躍進

数々のドラマに出演し、演技経験を積んだソ・ジソブは、2004年のドラマ『ごめん、愛してる』でその才能を開花させます。彼は、幼い頃に養子に出され、不遇な人生を送る主人公を熱演し、その悲哀と繊細な感情表現で視聴者の心を掴みました。このドラマは韓国で社会現象を巻き起こし、ソ・ジソブは一躍トップスターの仲間入りを果たしました。

その後も、『カインとアベル』、『ファントム』、『主君の太陽』など、数々のヒットドラマに出演し、幅広い役柄を演じ分けました。彼の演技は、シリアスなドラマからロマンティックコメディまで、ジャンルを問わず高い評価を得ています。

映画界への進出

ソ・ジソブは、映画界でもその才能を発揮しています。『映画は映画だ』では、裏社会の男を演じ、数々の映画賞を受賞しました。また、『ただ君だけ』では、視力を失っていく女性と心を通わせる元ボクサーを演じ、観客の涙を誘いました。近年では、『軍艦島』や『Be With You〜いま、会いにゆきます』など、話題作にも出演し、その存在感を示しています。

人間としての魅力

ソ・ジソブは、俳優としての才能だけでなく、その人柄でも多くの人々から愛されています。彼は、デビュー以来の親友だったパク・ヨンハの死を深く悲しみ、葬儀では遺影を持ち、涙を流しました。また、2020年には、17歳年下の元アナウンサー、チョ・ウンジョンと結婚し、多くの祝福を受けました。

多彩な才能

俳優業以外にも、歌手として音楽活動を行ったり、自身で設立した事務所「51k」を通じて、後進の育成にも力を入れています。また、ファッションセンスにも定評があり、様々なブランドのモデルとしても活躍しています。

ソ・ジソブは、常に新しい挑戦を続け、進化し続ける俳優です。彼の今後の活躍から目が離せません。

主な作品

テレビドラマ
男女6人恋物語 (1996)
モデル (1997)
ごめん、愛してる (2004)
カインとアベル (2009)
ファントム (2012)
主君の太陽 (2013)
私の恋したテリウス〜A Love Mission〜 (2018)
ドクター弁護士 (2022)
映画
ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌 (2008)
映画は映画だ (2008)
ただ君だけ (2011)
軍艦島 (2017)
Be With You〜いま、会いにゆきます (2018)
自白 (2020)

受賞歴（一部）

2004 KBS演技大賞 男性優秀賞 (ごめん、愛してる)
2005 第41回百想芸術大賞 TV部門 男子最優秀演技賞 (ごめん、愛してる)
2008 第29回青龍映画賞 新人男優賞 (映画は映画だ)
2012 SBS演技大賞 ドラマスペシャル部門最優秀演技賞 (ファントム)
* 2013 SBS演技大賞 ミニシリーズ最優秀演技賞 (主君の太陽)

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