タブリエ・マーケティング

タブリエ・マーケティング株式会社：キャラクターグッズとエンターテイメントの融合

タブリエ・マーケティング株式会社は、コスパ・タブリエ・グループに属する東京都渋谷区に本社を置く企業です。2000年設立の同社は、当初は株式会社ヴァニラとして活動していましたが、2006年4月に現在の社名に変更しました。

中核事業：キャラクターグッズの流通と販売

同社の事業の中核を担うのは、アニメ、ゲーム、漫画といったサブカルチャーに関連するキャラクターグッズの販売です。全国各地に展開する直営店「ジーストア」は、その象徴的な存在です。秋葉原、大阪、名古屋、仙台、福岡といった主要都市に実店舗を構え、オンラインショップ「ジーストア・ドット・コム(GEE!STORE.com)」も運営しています。

「ジーストア」は単なる販売店舗にとどまらず、「キャラクター・ライフスタイルストア」というコンセプトのもと、多様な商品を取り揃えています。グループ企業である株式会社コスパの公式グッズやアパレル、コスチュームはもちろんのこと、他社製品も幅広く販売しており、Tシャツやパーカーなどの衣料品から、タオルやバッグといった雑貨、そしてアクリルキーホルダーなど、日常的に使用できるグッズまで、あらゆるニーズに対応できる品揃えが魅力です。

さらに「ジーストア」内には、特定のIPに特化した専門コーナーも存在します。「東方やおよろず商店」、「闘魂SHOPサテライト」、「リトルワールド」、「コスプレカウンター」など、顧客層の多様な嗜好に対応した専門コーナーが充実しています。

多様な販売チャネルとイベント

実店舗に加え、インストア型ショップ「コスパ・デポ」(旧ジーゾーン)も展開し、ホビーショップ内などに設置されています。卸売業務にも力を入れており、数多くのグッズショップにコスパ製品を供給しています。

同社は、グッズ販売だけでなく、イベント企画運営にも積極的に取り組んでいます。各地の「ジーストア」や協力店を会場として、アニメやゲーム、漫画作品などのポップアップショップやキャンペーンを企画・運営。これにより、顧客との接点を強化し、より密接な関係構築を目指しています。過去には携帯電話向けコンテンツサイト「ジーステーション」やフリーペーパー「ジープレス」の運営も行っていましたが、現在は終了しています。

キュアメイドカフェ：メイド喫茶のパイオニア

同社が運営するもう一つの重要な事業がメイド喫茶「キュアメイドカフェ」です。秋葉原のジーストア・アキバ内に位置し、メイド喫茶の先駆け的存在として知られています。落ち着いた雰囲気と癒しの空間を提供し、「萌え」要素を前面に出したサービスは行わず、通常の喫茶店のように利用できる点が特徴です。

「キュアメイドカフェ」は、週末には生演奏も行われ、通常のカフェサービスに加え、様々なアニメ、ゲーム作品とのコラボカフェも開催。作品にちなんだ特別メニューや展示などを展開し、多くのファンを魅了しています。カレーのチャンピオンのルーを使ったカレーライスも提供しており、都内でも数少ないチャンピオンカレーを提供する店舗の一つとなっています。

コラボカフェ：多様な作品とのタイアップ

「キュアメイドカフェ」では、長年に渡り数多くのアニメ、ゲーム作品とのコラボカフェを開催してきました。2008年から2021年にかけて、ハヤテのごとく！、攻殻機動隊、エヴァンゲリオン、グレンラガンなど、人気作品との多数のコラボレーションを実施しています。

これらのコラボカフェでは、作品の世界観を再現した店内装飾や、作品にちなんだオリジナルメニューを提供することで、ファンにとって特別な空間を提供しています。

ジーストア主催イベント：ドキドキ★ビジュアル★展覧会

タブリエ・マーケティングは、「ジーストア」を拠点としたイベントも主催しています。「ドキドキ★ビジュアル★展覧会」は、芳文社発行の4コマ漫画誌「まんがタイムきらら」シリーズの作品をフィーチャーした展示イベントです。複製原画やスタンディパネルの展示、関連グッズや書籍の販売、限定特典プレゼントなど、盛りだくさんの内容で展開されています。

日本ファルコム創立40周年展への参加

2021年には、日本ファルコム創立40周年記念イベントにも参加。アトレ秋葉原を皮切りに、大阪、守谷、仙台、福岡など各地で開催された「日本ファルコム創立40周年展」で、日本ファルコムの魅力を紹介する展示や企画に協力しました。

まとめ

タブリエ・マーケティング株式会社は、キャラクターグッズ販売、メイド喫茶運営、そしてイベント企画運営を通して、サブカルチャーを愛する人々にとって、魅力的な空間と体験を提供しています。今後も、同社がどのような新しい取り組みを展開していくのか注目されます。

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